マイナ保険証利用率は、公務員でも低迷

国家公務員のマイナ保険証利用率が、国民全体の利用率とほぼ同じ4%台とは、なかなか衝撃的ですね。

つまり公務員も本心では一般国民と同様に、マイナ保険証に乗り気じゃ無いということですよ。

にしても、厚労省職員ですら4.88%という低値だといいます。こんなことで国民に示しが付くんですかね。

じゃあこうしませんか。

従来の保険証の廃止は、厚労省職員のマイナ保険証利用率が100%になってから、というのでどうですか。

いくらなんでも100%は無理だというなら、なぜ無理だと思うのか、厚労省はそれを自問すべきでしょう。

政府がゴールを決めてしまったものだから、国民のみならず公務員も追いついていないのが現状です。

歴代の首相らはいつも、勢いで期限を切りがちです。そして、素直に前言を翻す度量がありません。

あるいは東京五輪延期とか消費増税延期みたいに、ギリギリになって方針を変更して混乱を招くのです。

もともと保険証廃止は、政府にとってはマイナンバーカードの発行を促すための「方便」にすぎませんでした。

ならばもう保険証廃止は延期してもいいでしょう。国の目論見通り、マイナカード自体は普及したのですから。

長期的にはマイナ保険証に向かうべきことに異論はありません。ただ、その移行が拙速すぎるのです。