園児に平手打ちをしたとして暴行の罪に問われていた幼稚園の元教頭に、有罪判決が言い渡されました。
被告(元教頭)のしたことは、弁護側によると次の様だと報じられています。
・女児2人をひっかいた男児に近づき、「お友達にごめんなさいと言いなさい」と言った
・男児が暴言を続け唾をはきかけようと頰を膨らませたため、男児の両頰を両手で挟んだ(挟もうとした)
・股関節の手術をしており上手く地面に膝をつけず前のめりになり、左右の手に時間差ができた
真相はわかりません。元教頭には同情の余地があるかもしれませんが、暴行は言語道断です。
たとえ元教頭の言い分が正しくても、その行為が暴行に見えた可能性があり、疑われた時点でアウトです。
防犯ビデオの映像があるのなら客観的な評価もできるでしょうけど、そうでなければ目撃証言がすべてです。
男児が頬を膨らませた時点で、元教頭はとりあえず逃げるべきでした。それが危機管理上の最善策でしょう。
言うことをきかない子どもなど、いくらでもいます。いかに冷静に対処できるかが、プロの腕の見せ所です。
難しいケースには複数のスタッフで対応した方が良さそうですね、後で不本意な証言をされないためにも。
微妙な問題に備えるなら園内監視カメラの設置が有効ですが、それはそれで保護者から苦情が出そうです。