「違和感を感じる」

NHKのサイトに最近、「違和感を感じる」という言い方はおかしいのか、というテーマの文章がありました。

この議論の結論だけ紹介するなら、著者は「違和感を感じる」を許容する考えを支持していました。

「感」という字が重複しているが、「違和感」の「感」と「感じる」の「感」は意味が違うという理由です。

微妙な違いですが、確かに私も「頭痛が痛い」とか「馬から落馬する」ほどの「重複感」は無い気もします。

ミニカルテ等の患者向けの文書で、「違和感を覚えた際には…」などと書くことはあまりないですね。

「覚える」という言葉は通常は「記憶する」の意味で使うので、日常的な表現の中で使うには抵抗があります。

「違和感を感じる」は確かに少し「くどい」ですが、「覚える」よりはすんなり伝わるような気がするのです。

当ブログでも、私は「違和感を覚える」ではなく「違和感を感じる」を何度も使ってきました。

その使用頻度を数えると、「覚える」3回に対して「感じる」30回と、思いのほか「覚える」を嫌ってますね。

なお、できれば「違和感を感じる」も避けたくて、最も多く使っていたのは「違和感がある」でした(50回)。