持続可能な診療ペースで

発熱外来めっさ増えてます。コロナも多いし、インフルエンザはB型が主流になってきました。

日曜日には、診療開始時刻のだいぶ前から、予約無しの患者さんが駐車場で待ち始めたりします。

でも申し訳ありませんが、当院は完全予約制です。動線分離や時間帯分離を徹底するため、予約厳守なのです。

とくに日曜の午前中の前半は、血液検査のある生活習慣病の方の予約枠なので、割り込みはできません。

とは言え、あまりにも早くから来院されている方は、病状によっては、朝いちばんに診察することになります。

そのような方が1人か2人なら良いのですが、それ以上に増えると、予約制の枠組みが崩れてしまいます。

なのでせっかく来院されたのに申し訳ないですが、予約だけ受け付けて、いったん帰宅していただきます。

熊本市の休日当番医の診療人数データを見ると、どの医療機関も頑張っていて、1日100人超えも目立ちます。

診療内容(検査内容)の詳細はわかりませんが、発熱外来を100人したとすれば、これは大変なことです。

そこで今日は、できるだけ多くの予約を取ろうと試みましたが、結局はキャパオーバーになってしまいました。

診療人数は76人と驚くほど多くはないのですが、患者さんもずいぶんお待たせし、終了は夜になりました。

どうやら当院の発熱外来は、1時間8人ペースが限界のようです。100人やるなら12時間半かかる計算です。

かつて(10年以上前)のように、夜10時頃まで診療すれば達成できるのかもしれませんが、今はやりません。

休日当番医の中には、夜遅くまで診療する先生もいらっしゃるようで、頭が下がります。

ただ、当院の日曜診療は毎週のことなので、持続可能な診療ペースを保つことが大事だと考えています。