東京一極集中は、まさかのときに問題が露呈します

帰省していた横浜の孫たちが1月2日に羽田に向かった飛行機が、熊本に戻ってきた話は先日書きました。

振替便は、3日4日はすべて満席で、5日の便がギリギリで取れた話も書きましたが、その後日談です。

5日になっても、JALもANAも多くの欠航便が出ました。機材繰りや管制指示によるものと思われます。

さいわい孫たちが乗った振替便は90分遅れで飛びましたが、その前後のANA便は両方とも欠航したようです。

2日の欠航後に振替えた5日の便がまた飛ばなかった方は、どれほど落胆・疲弊したことかと思います。

さらに今日も、両社で約200便が欠航しており、振替えても振替えても飛ばないという、悲惨な事態です。

札幌・伊丹・福岡のメジャー空港からは、成田への臨時便が飛ぶようですが、地方空港でそれはありません。

新幹線に切り替える手もありますが、九州から東京まで列車で行くのは、鉄道ファン以外には過酷ですね。

台風や地震や津波なら致し方ないですが、1本の滑走路上の事故で、日本中がここまで乱れるのは問題です。

コロナ禍でますます強まっていた羽田一極集中の脆弱性が、このたび露呈したわけです。

日頃から成田空港をもっと活用したり、地方空港間を結ぶ路線をもっと拡充しておくべきでしょう。

熊本空港も含めて、成田への直行便をもう少し増やしてくれたら、色んな意味でとても助かるんですけどね。