現行の健康保険証が、来年12月2日に廃止されることが決まりました。
これまで「来年秋に廃止」と言ってましたが、11月末までは秋だとしたら、まあほぼ既定路線通りです。
医療現場でどのような不具合、不便があろうと、「マイナ保険証」に一本化する方針は変わらないようです。
決めたのだから追いつけよ、ということです。
御上に逆らってもしょうがないので当院も、今年3月から「オンライン資格確認」システムを導入しています。
最初のうちは「保険証情報の紐付け遅れ」等の問題が頻発しましたが、最近はわりと安定していますね。
なんならマイナ保険証の方が便利だったりします。
そんな当院のような医療機関につけ込むような、少々珍妙な支援案が、このたび厚労省から発出されました。
マイナ保険証利用促進のインセンティブとなるような、利用率の増加や利用件数に応じた支援だといいます。
「今年10月の使用件数と比較して、来年何%増えたかに応じて、1件あたり20円〜120円支援しま〜す!」
「でも計算が面倒くさそう」「ご安心ください。医療機関からの申請は不要です!」「わあ、それはいい!」
「ちょっと待ってください。それだけじゃないんです」「まだあるの?」
「いまなら、マイナ保険証の利用が500件以上の月があると、顔認証リーダーをもう1台半額でプレゼント!」
「うわぁ、どんどん認証できちゃいそう!」(ていうか、狭いクリニックの受付にリーダー2台も要らん)