コロナ「第10波」に突入か

長く休診していたので、薬が切れた生活習慣病の方もいらっしゃったようで、申し訳ありませんでした。

早めに告知はしていたつもりですが、十分ではなかったようです。

それにしても、久しぶりに「現場復帰」してみると、新型コロナが増えてますね。

コロナ検査7人中の陽性は5人(陽性率71%)、一方でインフルは8人検査して陽性2人(25%)。

今日は発熱外来に割いた時間が短かったので、この程度でしたが、たぶん陽性者はもっと多いはずです。

当院の発熱外来でコロナ陽性者がインフル陽性者を上回ったのは、かなり久しぶりかもしれません。

それに今日は、コロナとインフルの重複感染や、コロナとアデノウイルスとの重複感染者もいました。

このような事例が出るのは、経験上、コロナの陽性率が高いときの特徴です。

コロナの定点あたり報告数は、全国では11月中旬、熊本でも11月下旬以降は再上昇に転じています。

その推移をグラフにすれば、明らかに「第10波」が立ち上がろうとしています。

発熱者の受診率やコロナ検査率が明らかに低下しているいま、感染者の実数はもっと多いと考えられます。

今日のコロナ陽性者5人のうち4人は、周囲に発熱者等はいるがコロナはいない、という方でした。

重複感染の2人も、インフルとかアデノだけ先に検査していたら、コロナは検査しなかったかもしれません。

ですが、病状から何か怪しさを感じたら、念のためコロナの検査をしてみるのが、いまの私のスタンスです。