インフルエンザワクチンの接種枠は、これ以上なかなか増やせません

インフルエンザワクチンは、10月から今日までに、当院では988人に1,192回の接種を行ってきました。

2018年以来6シーズンの同じ時期の接種回数は、1151→1169→1602→1383→1117→1192人でした。

コロナ禍初年度(2020年)には、インフルとの同時流行に備えて、接種者が急増したことを思い出します。

ところがこの年、インフルエンザがまったく流行らなかったので、翌2021年は接種者が少し減りました。

さらに2021年にも流行しなかったので、2022年にはさらに接種者が減ったという経緯です。

今期は、インフルエンザがすでに流行中という状況なので、ワクチン接種者が激増すると予測していました。

でも蓋を開けてみると、ワクチン接種者はせいぜい、コロナ禍前と同程度なんですね。

これはしかし、接種希望者が多くないからではなく、当院の接種キャパが限界なのです。

そう考えると、3年前(2020年)の接種では、そうとう無茶してますね。

コロナに最も怯えた年ですから、インフルとの同時流行を防ぐためにも、ガムシャラに頑張ったのでしょう。

今年も頑張りたいところですが、発熱外来の受診者がまだ多くて、接種ばかりしている状況ではないのです。

というわけで12月も、発熱外来との時間帯分離を徹底した上で設定したネット予約枠は、すでにほぼ満杯です。