工事のおかげでデスクスペースが出現

大規模工事を控えた院長室は、昨日までに書類やファイルや書籍の移動(一部廃棄)が終わっています。

今日は診療終了後に、電子カルテのサーバーを含むすべてのパソコン(すべてMac)の室外搬出を行いました。

電源とネットワークと周辺機器との接続ケーブルを外す際には、後の再接続を考慮して目印を付けておきます。

そんなことたいしたことじゃなでしょうと思ったアナタ。それはパソコンは2,3台ならそうです。

ところが院長室にはなんと、12台のMacが存在し、そのうち5台が稼働中なのです。

ネットワークは2系統。電カル専用の院内LANには、サーバーと予備サーバーの2台が常時接続中。

インターネット接続のMacは3台。そのうち1台は、銀行や国税庁やカード会社との接続専用にしています。

じゃあ、稼働していない残りのMac7台は何してるの?ってことですね。

そのうち3台は古いOSのMacで、そのOSでなければ起動しないソフトウェアのための、専用のMacです。

残りの4台は・・・すべて故障したMacです。ゴミ箱型のMac Proを含む、思い出のMacたちなのです。

すべてのMacと周辺機器を移動させると、壁際のデスク上にはゴミとホコリと広いスペースが出現しました。

開院以来16年ぶりに見る、長さ約4メートルの長大なデスクスペースです。

これまで、その大半を物置のように使ってきて、実にもったいないことをしました。

工事後は、そのデスクの全長をすべてデスクとして使うという、究極の作業空間を構築したいものです。

さてさて、工事完了後が楽しみです。

花ちゃんとハイタッチ

「コーイケルホンディエ」

チーズフォンデュの入門書でしょうか。「こう行けるフォンデュへ」。ちょっと違う。

カラムーチョの親会社かも。「コイケヤホールディングス」。これも違う。だいぶ違う。

MVP受賞報道で一躍有名になったのは、大谷翔平が最近飼い始めたワンちゃんだったんですね。

わが家の花ちゃんは、そのフォンちゃんがテレビ画面に映るたびに、猛然と吠えかかります。

ためしに花ちゃんに「ハイタッチ」をさせようと手を出すと、なめられました。

花ちゃんは元々、「お手」もしてくれません。手を出せばなめます。

手をなめないのは「グータッチ」の時です。差し出したグーの中身を見せろと、前脚でバシバシ叩いてきます。

そこで手を開いて何もない掌を見せると、「つまらん!」みたいな顔をして、花ちゃんはあっちへ行きます。

でも、いつもグーの中身が空っぽだと可哀想なので、時にはアーモンドの半粒とかを仕込んでおいたりします。

お手は、練習したらなんとかなりそうですが、ハイタッチって、かなり難易度が高そうですね。

そう思いながらグーで手を挙げたら、見事にハイタッチしてくれました。ていうか、グーの中が見たいのです。

引っかけアンケート

熊本市から、「高齢者施設等への診療態勢拡充」についてのアンケートが、先日FAXで届きました。

問は全部で5つ。そのうち4つは、可か不可か該当する方にチェックを付けるもので、次のような選択肢でした。

[  ] ○(可)

[  ] ×(不可)

引っかけ問題ですか。私はうっかり、 [  ] ○(可)の回答欄に○をつけちゃいましたよ。

正解はチェックマークです。ていうか、この選択肢に○とか×の表記は要りますか。ややこしいだけでしょ。

大学入試センター試験等でも、選択肢の作り方に違和感のあるものが多いですね。

単に正誤を問うだけのなのに、正誤の組み合わせから選ばせることで、受験生にムダな思考をさせています。

アンケートでも入試でも、聞きたいコトをストレートに問えばよいのであって、選択肢で悩ませないでほしい。

こんなとき私は、サンドウィッチマンの『街頭アンケート』というコントを思い出します。こんな感じです。

「血液型は何型ですか。次のうちから選んでください。A:A型 B:O型 C:B型 D:AB型」

「ややこしーわ。BだB!」

「BのO型ですか?」

「そうじゃねーよ!CのB型だよ」

「CのB型って(笑う)」

「そうやって答えんだろ、これ。なぁ。そうやって答えんでしょ、これ」

この人たちのコント、好きです。

院長室工事のため片付け中

院長室の大規模な片付けをしています。

熊本地震後にも片付けましたが、それをもしのぐ開院後最大の、抜本的な大掃除兼模様替えです。

その発端は、いつぞやの豪雨被害による雨漏りです。

屋上の応急処置は済み、こんどは院長室の壁の内部(断熱材など)を丸っと取り替えることになりました。

来週火曜がその工事日なので、あらかじめ壁際の物品を片付けておこうというわけです。

もともと院長室は大掃除が必要な状況でしたが、地震以降、手つかずの状態が続き、乱れに乱れていました。

今回の工事は、院長室内の片付けをせねばならない状況に私を追い込むための、まさに格好のの理由でした。

あちこち掘り返すと、古い書類やガラクタがたくさん出土します。

見返せば懐かしい文書等も出てきますが、今回ばかりは、感慨にふけっている余裕はありません。

とりあえず、捨てるか、別室(多目的室)の棚に移動させるかの2択。たいていは後者となります。

壁の内部構造物を入れ替えて壁紙も刷新し、床のカーペットも張り替えるという、かなり大規模な工事です。

そのすべてを1日で全部やってしまおうという、多くの職人さんを集結させての人海戦術のようです。

それだけの規模のプロジェクトなので、工事前に片付けが終わっていないなんてことは許されません。

ですが、この工事のことはずいぶん前から決まっていたのに、本格的な準備は始めたばかりです。

締切前になって尻に火が付かないと動かない性分なので、今日になって焦っているのです。

基本的に片付けは得意ではありませんが、片付いた状態は大好きなので、いま張り切っています。

「踏切立ち往生事故」から考えたこと

幼少期に私は、遮断機のない踏切で遊んでいて、「国鉄岩徳線」の列車を止めてしまったことがあります。

線路の間際に立ち、長い棒を両手に持って広げ、「遮断機ごっこ」をしていたのです。

不思議なことに、運転士から叱られた記憶がありません。叱られすぎて記憶が飛んだのかと思っていました。

でも今回の、JR豊肥線の「踏切立ち往生事故」を考えているうちに、別の考えに至りました。

踏切は、衝突したら確実に命を失うであろう鉄塊(=列車)が目の前を高速で疾走する、超危険な場所です。

人や車は細心の注意を払い、列車の往来の間隙を縫って、できるだけ迅速にその線路を横断するわけです。

一方で列車は、線路を真っ直ぐ進むしかなく、障害物があっても曲がれません。しかもなかなか止まれません。

立ち往生している車や、まして線路上に人影が見えた時の、列車の運転士の気持ちはいかばかりかと思います。

さいわい今回の事故では、列車がはね飛ばして大破した車は無人でした。ドライバーは抜け出していました。

事故後にそれを知った運転士が感じたのは、ドライバーへの怒りよりも何よりも、安堵じゃないでしょうか。

そうなのです。踏切の子ども(=私)を轢かなくて良かったと、運転士はまずそれを思ったことでしょう。

だから私を叱り飛ばすよりも、きっと抱きしめたに違いありません(その記憶もないけど)。

前方にスペースがなければ踏切には進入しないこと

JR豊肥線の武蔵塚–竜田口駅間の踏切で先週事故を起こした車は、高森町の草村町長が運転してたんですね。

「前の車が踏切の奥で停車していて抜け出せなくなった」ので車を放置して抜け出したと。町長は無事でした。

事故の影響で約600人に影響が出たとのこと。ともかく、乗員乗客も含めて人的被害がなかったのは良かった。

衝突を回避できなかったことや公表が遅れたことよりも、私が気になるのは車が踏切内で停車したことです。

実は私の通勤路にも踏切があります。武蔵塚–光の森間の「宮田3号踏切」(通称「出村の踏切」)です。

私は踏切のすぐ向こう側の交差点を右折するのですが、すでに右折待ちの車が停まっていることがあります。

その場合は、踏切手前で待つことになります。そうしないと、踏切の中で右折待ちすることになるからです。

踏切を無事渡り切れるだけのスペースがなければ、踏切に進入してはならないのです。これが普通の神経です。

なので、前の車までの距離が無いのに踏切に進入した町長の、その注意力の欠除がまず責められるべきです。

じつは私は人一倍、踏切には注意しています。だって、列車にぶつかったらお陀仏ですからね。

踏切では自動パーキングブレーキなど信用せず、いつもブレーキペダルを強く踏みしめています。

列車通過を待つ間は、後続車が追突して私の車が踏切内に押し出さる可能性を、常に考えて緊張しています。

そんな映画(『激突!』)がありましたよね。もしかすると、昔観たその映画がトラウマになってるのかも。

左ヒラメに右ヒラメもある

茨城沖で今月、「右向き」のヒラメが釣り上げられた件が話題です。そういう個体が、希にあるようですね。

釣った人は、包丁を入れようとして角度が合わないことから、顔の向きが通常と違うことに気がついたとか。

「ヒラメを回転させたり、自分自身が回ったりしてしまいました」

いやいや。コントですか。首をかしげながら回っている姿を想像するに、面白すぎじゃないですか。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-513.html" target="_blank" title="「左ヒラメに右カレイ」">「左ヒラメに右カレイ」</a>と言いますね、昔から。

でもそれって、置き方しだいじゃないの?、というのが、子どもの頃からの私の素朴な疑問でした。

「それがヒラメかカレイかは、最初の置き方で決まる」な〜んてことは、ないですよね。

件の釣り人は多分、釣り上げたヒラメを、いつものように頭を左に向けてまな板に置いたのでしょうね。

そしたら「角度が合わない」と感じたというのはつまり、腹びれが上にあったということでしょうか。

「なんだ、カレイかよ」とは思わなかったんですね。

つまりヒラメカレイとは、顔の向き以外に、一見して全く別物なんですよね。すみませんド素人で。

で、「どうなってんの?」と、ヒラメを回し、いや待て、自分が間違ってるのかと回ってみたと?

その光景、誰かが見てたんですかね。防犯カメラとかに写ってないですかね。あったらアップしてほしい。

岸田内閣、支持率低迷

NHKの世論調査によると、岸田内閣を「支持する」と答えた人は29%と、ついに30%を下回りました。

支持しない理由は「政策に期待が持てないから」が大半で、支持する理由は「他の内閣よりよさそうだから」。

つまり多くの方が、政策には期待を持てないけれど他に選択肢がないのでしょうがない、という状況です。

神田財務副大臣が過去に税金を滞納していた件は、彼を更迭してもなお、岸田首相の評価は回復しません。

思うに岸田氏は、一見誠実に見えるけどやってることがダメで、その期待外れ感が彼の評価を下げるのです。

期待と現実のギャップが大きいほど印象が悪いのは世の常です。裏切られると恨みが募るのです。

副大臣の件では「政治は結果責任だ。国民におわびを申し上げなければならないと思っている」と岸田氏。

「結果責任だ」と言えばいかにも潔いですが、自分の判断には問題がなかったという言い訳に過ぎません。

結局は責任逃れの方便であり、そんなことを被害者面して言うようでは、誠実な態度とは言えません。

「任命責任については重く受け止めている」と岸田氏は言いますが、これも結果責任と同じで誠実味ゼロです。

自分の任命判断が間違いだったからこのような結果に至ったと、そう言えば良いのに決して言わないのです。

岸田政権には「他の内閣よりよさそう」に見える強みがあるのだから、思い切って自己流にやればいいのに。

どうするもこうするも家康

大河ドラマ『どうする家康』は今夜、終盤のクライマックスのひとつ「関ヶ原の戦い」でした。

どうするもこうするも、戦いの結末など承知の上で、それでも楽しめるのが大河ドラマです。

小早川の裏切りを知っている視聴者が、その疑念に苦悩する三成の気持ちになって、ハラハラするのです。

あるいは、そら見ろやっぱり裏切った、と家康の気持ちになって、視聴者はみな溜飲を下げるのです。

一番大事なところで、葵のご紋の印籠が登場するのと同じです。

戦国時代が好きな大河ですから、関ヶ原は数え切れないほど(数えられるけど)描かれてきたはずです。

振り返ってみると、直近では2016年の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1651.html" target="_blank" title="『真田丸』">『真田丸』</a>ですが、戦いの描写がほとんどなかったことは驚愕でした。

これほど重要な戦いを敢えてスルーするという、三谷幸喜の遊びなんでしょうけど、異色の作でしたね。

その前が2014年の『軍師官兵衛』。総選挙のために放送は1週間延期されました。関ヶ原よりも選挙戦です。

最終回が関ヶ原の戦いですか。多くの戦国武将が、そのパターンで描けるなぁと思ったりしました。

その前は2011年の『江〜姫たちの戦国〜』。関ヶ原は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1804.html" target="_blank" title="9月11日放送">9月11日放送</a>。奇しくもこれは『真田丸』と同日です。

東日本大震災のため、放送が1回飛びました。(熊本地震では『真田丸』の本放送延期はありませんでした)。

さて、これから家康がどっちへ向かうのか。誰もが知ってるけど、念のため見守りたいと思います。

インフルエンザワクチン、ただいま精力的に接種中

土曜の午後の診療枠をすべて使って予防接種だけを行うのは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4390.html" target="_blank" title="10月7日">10月7日</a>以来、今日で6週連続となりました。

コロナワクチンの接種希望者は少なくなりましたが、インフルエンザワクチンの希望者がとても多いのです。

土日の接種を希望する方が多く、しかし日曜は発熱外来に充てたいため、土曜の接種人数が増えるわけです。

時間帯分離を徹底するため、土曜の午後は発熱者等の受診はお断りして予防接種に専念することになります。

今年はインフルエンザワクチンの流通量が例年よりも多く、薬品卸からは希望量のワクチンを入手できました。

ただ、接種する時間が足りません。できるだけ多くの接種を行うためには、効率を上げなければなりません。

そのために、連続して多人数に接種する今の方式に落ち着いたのです。今日の午後も約80人に接種しました。

開院当初から数年間は、近隣の事業所に出向いて「出張接種」を行うこともありました。

しかし、院外での診療行為に係る厳密な手続きを踏む必要などを考慮した結果、近年はやめています。

その代わり、いくつかの事業所の方が、それぞれまとまって当院に来る形での「集団接種」をしています。

当院での接種料金は、開院当初こそ2,000円とか1,500円と激安でしたが、今はそれほど安くはありません。

あまり安くすると、市内一円から希望者が殺到し、かかりつけの方の接種ができなくなるからです。

そんなわけで、当院があまりオトクな接種料金ではないことを、かかりつけの方には申し訳なく思っています。