岸田内閣、支持率低迷

NHKの世論調査によると、岸田内閣を「支持する」と答えた人は29%と、ついに30%を下回りました。

支持しない理由は「政策に期待が持てないから」が大半で、支持する理由は「他の内閣よりよさそうだから」。

つまり多くの方が、政策には期待を持てないけれど他に選択肢がないのでしょうがない、という状況です。

神田財務副大臣が過去に税金を滞納していた件は、彼を更迭してもなお、岸田首相の評価は回復しません。

思うに岸田氏は、一見誠実に見えるけどやってることがダメで、その期待外れ感が彼の評価を下げるのです。

期待と現実のギャップが大きいほど印象が悪いのは世の常です。裏切られると恨みが募るのです。

副大臣の件では「政治は結果責任だ。国民におわびを申し上げなければならないと思っている」と岸田氏。

「結果責任だ」と言えばいかにも潔いですが、自分の判断には問題がなかったという言い訳に過ぎません。

結局は責任逃れの方便であり、そんなことを被害者面して言うようでは、誠実な態度とは言えません。

「任命責任については重く受け止めている」と岸田氏は言いますが、これも結果責任と同じで誠実味ゼロです。

自分の任命判断が間違いだったからこのような結果に至ったと、そう言えば良いのに決して言わないのです。

岸田政権には「他の内閣よりよさそう」に見える強みがあるのだから、思い切って自己流にやればいいのに。