どうするもこうするも家康

大河ドラマ『どうする家康』は今夜、終盤のクライマックスのひとつ「関ヶ原の戦い」でした。

どうするもこうするも、戦いの結末など承知の上で、それでも楽しめるのが大河ドラマです。

小早川の裏切りを知っている視聴者が、その疑念に苦悩する三成の気持ちになって、ハラハラするのです。

あるいは、そら見ろやっぱり裏切った、と家康の気持ちになって、視聴者はみな溜飲を下げるのです。

一番大事なところで、葵のご紋の印籠が登場するのと同じです。

戦国時代が好きな大河ですから、関ヶ原は数え切れないほど(数えられるけど)描かれてきたはずです。

振り返ってみると、直近では2016年の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1651.html" target="_blank" title="『真田丸』">『真田丸』</a>ですが、戦いの描写がほとんどなかったことは驚愕でした。

これほど重要な戦いを敢えてスルーするという、三谷幸喜の遊びなんでしょうけど、異色の作でしたね。

その前が2014年の『軍師官兵衛』。総選挙のために放送は1週間延期されました。関ヶ原よりも選挙戦です。

最終回が関ヶ原の戦いですか。多くの戦国武将が、そのパターンで描けるなぁと思ったりしました。

その前は2011年の『江〜姫たちの戦国〜』。関ヶ原は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1804.html" target="_blank" title="9月11日放送">9月11日放送</a>。奇しくもこれは『真田丸』と同日です。

東日本大震災のため、放送が1回飛びました。(熊本地震では『真田丸』の本放送延期はありませんでした)。

さて、これから家康がどっちへ向かうのか。誰もが知ってるけど、念のため見守りたいと思います。