「ラニ」「カイ」「ラー」と書き並べてピンとくる方、いますか。「あれね、妖怪人間でしょ?」違います。
ANAが2019年に成田–ホノルル路線に導入した、超大型旅客機「エアバスA380」3機の愛称です。
3機にはそれぞれ3色のウミガメの塗装が施され、3匹あわせた愛称は空飛ぶウミガメ<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2704.html" target="_blank" title="「フライングホヌ」">「フライングホヌ」</a>です。
「ANAブルー」のラニ、「エメラルドグリーン」のカイに対し、ラーだけ「サンセットオレンジ」と暖色です。
ジェンダーレスが叫ばれる中で言うのもアレですけど、「ラー」ちゃんだけ睫毛があって女の子っぽいですね。
ハワイ便といえば以前はJALの牙城でした。そこへANAが「ホヌ」で殴り込みをかけたのが2019年のこと。
私もその年の9月に<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2900.html" target="_blank" title="「ラニ」に搭乗">「ラニ」に搭乗</a>しましたが、その<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2897.html" target="_blank" title="苦難の顛末">苦難の顛末</a>は涙無しには語れません。
さて間の悪いことに、ANAがA380を導入した途端にコロナ禍です。運航がパッタリ止まってしまいました。
やっと今年4月に定期運航が再開され、昨日までは「ラニ」と「カイ」の2匹が飛び回っている状況。
コロナ禍中の2年前に納入された「ラー」は、ずっと運航に使われないまま整備飛行等を繰り返していました。
その「ラー」がついに、今日から定期便に加わることになり、いま(21:41)ホノルルに向けて離陸しました。
記念すべき今夜の「初便」(NH182)には多くの航空ファンが搭乗し、いま機内は興奮の渦中でしょう。
熱心な「初便ファン」は、同じ「ラー」で復路(NH181)の初便に乗って、すぐ日本に戻ることになります。
そんな乗り方を「初便タッチ」と言い、聞くところでは今回は20人以上のマニアが初便タッチするといいます。
バカですねぇ。うらやましい。