絶妙に香る牛乳

水筒に牛乳を入れてはいけないって、知ってました?

私は一昨日まで知りませんでした。たぶん、ボーッと生きてきたんでしょうね。

1日1食(夕食のみ)の私ですが、昼休みにはコーヒーを飲みます。

夏場はアイスコーヒー「WONDA BLACK 極」を飲んでいましたが、途中から、コーヒー牛乳に替えました。

保冷水筒に牛乳を半分入れて家から持って来て、昼に缶コーヒーをそれにつぎ足すわけです。

これをもう何か月も続けてきましたが、先日はコーヒーを混ぜる暇が無くて、牛乳をそのまま飲んだのです。

そしたら、ビミョーに臭かった。腐敗臭というより、ちょうど、靴下のニオイを薄めたような感じです。

そのかすかな臭気を感じながら牛乳を半分まで飲んだところで、昼休憩が終わりました。

さて夕方。診療が終わり、残りの牛乳を飲もうと水筒の蓋を開けたら、かなりキツい靴下臭が鼻を突きました。

がしかし、飲もうと思えば飲めそうな、むしろ味わってみたい気もする、なんともギリギリの臭気なんですね。

夏の靴下と同じで、臭いのはわかってるけど、ちょっとだけ嗅ぎたくなる、あの懐かしい感覚です。

たぶん世の中の多くの悪臭が、絶妙に希釈することで芳香として感じるようになるような気がします。

どうやら牛乳は保冷水筒に入れても、栓の裏などに付着したものが温まって腐敗しやすいようですね。

腐敗した牛乳は微量なので、悪臭はしても実際どれほど有害かは不明です。飲んだら美味しいかもしれません。

とは言え、腹を下したら面倒なことになるので残りの牛乳は飲みませんでした。