猛暑と豪雨と喧噪の中での発熱外来

当院が日曜に発熱外来をしていることが広く周知されているようで、近隣町村からも発熱者が集まってきます。

いまの第9波では比較的高熱の方が多く、そこへインフルエンザの方も加わり、ひどく混沌とした状況です。

やむなく今日は昼休みを返上して夕方までノンストップの、しかも猛暑と豪雨の入り交じる発熱外来でした。

エアコンは入れているとはいえ、炎天下の駐車場の車の中で順番を待っていただくのは忍びないですね。

しかしその駐車場と院内を、防護具フル装備で行ったり来たりしている私も、かなり暑いです。

さらに、お隣に「飾り馬」がやって来て、猛暑のなか、鉦やラッパが鳴り響いてきます。

今日はサンピアンではなく、フェンスを隔てた隣接地の店舗の駐車場なので、とにかく音が近くて大きい。

それがしかも<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4361.html" target="_blank" title="例のBBQの店">例のBBQの店</a>なので、まるで炭火の熱風が押し寄せるごとく、異様に熱く感じます。

ところが14時過ぎから、雷鳴が聞こえたかと思ったら、久々のゲリラ雷雨が始まりました。

雨雲レーダーアプリで見ると、当院の場所の雨雲の表示色は「紫」。最高強度の豪雨じゃないですか。

と、そんな波乱の発熱外来でしたが、受診者は47人。

コロナ遺伝子検査(NEAR法)を行ったのは21人、陽性12人(陽性率57%)と高率でした。

インフルエンザ検査(抗原検査)は22人に行い、陽性5人(23%)。これも最近ではかなり多い方です。

来週からはコロナの新ワクチン(XBB.1.5対応)、来月からはインフルエンザワクチンの接種が始まります。

発熱外来受診者が増えているのに、時間帯分離を徹底してワクチン接種枠を作るのは、なかなか大変そうです。

目標・毎日1万歩?

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4213.html" target="_blank" title="ブログ">ブログ</a>、よく毎日続きますね」と言う方の気持ちは、感心というよりは呆れでしょうね。わかってます。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1948.html" target="_blank" title="ブロッコリー">ブロッコリー</a>もいまだに、毎晩1株ほど食べています。やましいことじゃないのに、なぜか威張れない。

でもウォーキングの場合は、堂々と胸を張って続けられそうです。

そんなわけで今日まで5日連続で、毎日夕方に30分ほど、ルームランナーの上を歩いています。

野外を歩いた方がきっと楽しいのでしょうけど、私は書斎でテレビを見ながら歩いています。

今日の場合、勾配7.5%で時速5.5キロが、心地よく息切れして心拍数が120前後になる運動強度でした。

いつも運動開始の22分後から噴き出す汗は、昨日ぐらいからニオイが弱くなりました。

私の体が運動に慣れてきて、ある種の「暑熱順化」が進み、汗の成分が薄くなってきたのかもしれません。

そうそう。昨日から、運動中の書斎のエアコンの風量をMAXにしています。背中から冷風が吹き付けます。

冷たい風に押されながら歩くので、わたしの暑熱順化も「追風参考」ということになるのかもしれません。

今日まで5日間の1日の歩数は、平均で約8千歩でした。こうなったら、キリ良く毎日1万歩を目指しますか。

歩行時間を長くすれば達成できそうですが、他にもやることがあるので、あまり歩いてばかりもおれません。

同じ運動強度で歩数を稼ぐために、勾配を下げて速度を上げる作戦もアリか(ちょっとインチキ気味?)。

第9波の次には、第10波が来るでしょう

一昨日放送されたRKKの『週刊山崎くん』で、当院のお隣の「味のまつり家食堂」が紹介されていました。

録画(全録)したものを今日見たら、当院の建物が見事に何度か映り込んでいましたね。

収録当日(先月)、私は発熱外来の合間に屋外をウロウロしたのですが、残念ながら映っていませんでした。

さて、コロナです。熊本県の毎週の「定点あたり報告数」の推移は、7/31-/6の週から8/28-9/3の週までに、

24.66→22.41→16.43→16.60→15.54→17.84と、いったん減っていたのに、いまは上昇に転じています。

同様の状況は東京でも全国でも見られ、ほとんどの地域でコロナ感染者数が再び増えつつあるようです。

この報告数は、第8波のピーク時の約3分の2に相当します。つまりいま「第9波」真っただ中ということです。

当院の発熱外来の、最近の日曜日の「陽性者数/コロナ検査数(陽性率%)」の推移は、

14/23(60.9)→13/23(56.5)→休診→15/27(55.6)→13/27(48.1)→12/20(60.0)、でした。

検査数がやや減り、しかし陽性率が高いのは、疑わしい人に絞って検査しているからかもしれません。

いま、新型コロナウイルスの新たな変異株「BA.2.86(通称ピロラ)」が、世界各国で報告され始めました。

突然変異箇所がとても多く、過去のワクチンがあまり効かないため、感染急拡大が懸念されています。

いったいコロナって、いつかは収まるんでしょうかね。それとも永久に、新たな波が来続けるんでしょうか。

ウォーキングで肩こり改善

不思議なことに、ウォーキングを始めて肩こりと背部痛が改善した気がします。

ウォーキングの効果を正確に判定できるように、ウォーキング以外に新たに始めた運動はありません。

食生活も変えていません。夕食のみの1日1食(朝はヨーグルトのみ、昼はコーヒーのみ)、間食なしです。

日頃から、肩を回すような運動はしていますが、そのやり方や強度はずっと同じです。

ヨガの「ネコのポーズ」をしたいのですが、リビングのヨガマットはいつも家人が占拠しているので不可能。

なので私は立ったままで「立ちネコのポーズ(仮称)」をしています。これも最近はずっとやっています。

もしかするとウォーキングが、上半身にも効いたんじゃなかろうか。たぶんそう。

両腕を前に伸ばして心拍測定センサーを兼ねたバーを握り、背筋を伸ばして歩くのが良いのかもしれません。

この体位では両肩が必ず同じ高さになり、からだは必ず真正面を向くことになります。

その姿勢でリズミカルに歩いているうちに、体幹のねじれが整復されるのかもしれません。きっとそう。

というわけで、今日はウォーキング3日目。勾配7%速度5キロで30分。やはり汗は22分から噴き出しました。

明日は、ルームランナーではなく、外を歩こうかという気になってきました。これって、良い傾向ですよね。

ウォーキング2日目

運動強度として心拍数120が良いのですか、というご質問をいただきました。昨日のウォーキングの件です。

はい、とりあえず私は120で始めました。ただし、あくまで私の場合です。

というのも、目標とする心拍数には、個人差があるからです。

以下、日頃から運動している方には釈迦に説法でしょうから、ご存じない方だけ、読み進んでください。

まず「最大心拍数=220-年齢」を算出。これに60〜80%を乗じたものを「目標心拍数」とします。

さらに、「カルボーネン法」による目標心拍数は、日頃の安静時の心拍数よりもどれぐらい増やすかを考えて、

(最大心拍数ー安静時心拍数)x 60〜80%を心拍数の「上乗せ分」とし、それを安静時心拍数に加えます。

私の場合、今月63歳の誕生日を迎え、安静時心拍64なので、 (220-63-64) x (0.6〜0.8) + 64=120〜138。

ということで、運動慣れしていない私は、「初期値」として120を目標にしたわけです。

今日はルームランナーの勾配を6.5%に上げ、速度は5キロに落としました。心拍数は昨日と同じ120です。

不思議なことに、昨日も今日も、運動開始から22分後頃から突然、汗が噴き出し始めました。

体脂肪が効率的に燃焼し始めるのも、その時間帯といいます。有酸素運動の効果は汗に表れるのでしょうか。

短時間でも、運動にはそれなりの効果があるとされていますが、やはり30分が目安なのかもしれません。

さて、これが今後も続くか否か。今日で止めたら3日坊主にすらなりませんからね。

ウォーキング再開

久しぶりに、書斎の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3037.html" target="_blank" title="ルームランナー">ルームランナー</a>でウォーキングをしました。なんなら約3年ぶりです。

コロナがまだ「武漢肺炎」と言われていた頃に始めたウォーキングですが、コロナ禍に突入して頓挫しました。

いま自分は何を優先すべきか。自分の健康だけ保てば良いのか。この緊急事態にそれどころじゃないだろう。

そんな言い訳によってウォーキングは中断し、マシンは書斎を占拠する不格好な物置となっていったのでした。

しかし、こここに来て急に健康問題(=体力低下)を意識したので、有酸素運動を始めることにしたのです。

新調したスニーカーに昨夜のうちにヒモを通し、今日はその慣らしを兼ねてのウォーキングとなりました。

準備運動をしていると、家人がそっと(自分用の秘蔵の)「アミノバイタル」を差し出してくれました。

それを牛乳で流し込み、ランニングマシン上の物品を片付けてから久しぶりにスイッチを入れました。

まずは、スロープ6%、時速6kmで30分間、歩いてみました。

心拍数はすぐに130以上に上がりましたが、だんだん落ち着いて120程度で推移しました。

明日からも毎晩、心拍数120で30分を目標に、ウォーキングを続けようと思います。

ただ今日は、うっかりしてApple Watchを装着するのを忘れました。運動内容が記録できなかったのは残念。

ものすごく汗をかいたので、書斎の空気が臭くなりました。運動後はすぐに、風呂に飛び込みました。

もちろん、風呂上がりにはビールです。いやあ、運動の後のビールの旨いこと。

せっかく健康に目覚めて運動するのなら、アルコールも減らしてはどうか、という意見もあるでしょう。

いえいえ、それを我慢したのでは、ストレスが溜まって不健全というもの。精神の健康も大事なのです。

リュックを買う

医者になって4年目頃、医者っぽい質感のカバンがほしくて買ったのは、ヌメ革の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2425.html" target="_blank" title="ダレスバッグ">ダレスバッグ</a>」でした。

アメリカの国務長官だったダレス氏が持っていたことから、その名が付いたと言われます。

医者が往診時に持ち歩くバッグとしても知られているので、「ドクターズバッグ」とも呼ばれます。

細かなポケットなどはほとんどなく、ガバッとあけると中が底まで丸見えになります。

私はヌメ革が大好きで、革の主張が強いダレスバッグ以外に、当時は買いたいカバンがありませんでした。

日頃の通勤でも学会出張でも、いつもそのカバンを持ち歩いていたので、だんだんフニャフニャになりました。

さすがに数年後に買い替え、さらに数年後にまた買い替え、3代のダレスバッグを20年以上使い続けました。

しかし突然、ダレスバッグを卒業する日が来ました。ナイロン製のビジネスバッグに出会ったのです。

どこにでもあるそのバッグの良さは、機能性と耐久性です。ポケットがやたらに多く、ひどく頑丈であること。

以来、デザイン的には可も無く不可も無い黒いビジネスバッグを、通勤で使い続けています。いま3代目です。

一方でレジャー用は、かつてはショルダーバッグ、最近ではボディーバッグをよく使うようになりました。

最小限の持ち物(財布とスマホとカギと消毒用品など)を入れて、両手をフリーにできるところが良いのです。

快適性を求めたバッグと言えるかもしれませんが、それほどの収納力が必要ない場面での使用に限られます。

そしてこのたび、快適性と機能性と耐久性に、収納力とデザイン性も兼ね備えたバッグを買いました。

いまさらですが「リュック」です。「バックパック」です。まあなにしろ、種類がとても多いのに驚きます。

本来ならヌメ革にしたいところですが、軽量・大容量のものを求めるなら、断然ナイロン製ですね。

アッチにもコッチにもポケットがあって、色んな機能が付いていて、まるで秘密基地みたいで楽しいです。

炎天下の「飾り馬」

「藤崎八幡宮の秋季例大祭」が近づいてきました。

と書きましたが、私はもともと熊本の人間ではないし、この祭のことを実はよく知りません。

その「随兵行列」が今月17日に行われるそうで、ある参加団体の「飾り馬」が、近所で披露されていました。

近所というのが、当院のお隣の「ゆめタウンサンピアン」の駐車場なんですけどね。もう大盛り上がりです。

一方でこちらはと言うと、今日もこの暑い中、発熱外来の真っ最中でした。

マスク+ガウン+手袋+フェイスシールド+キャップのフル装備で、炎天下の駐車場に行ったり来たり。

そこへお隣から、ラッパや鉦の音が大音響が響き渡ってきます。それが熱くて暑い。

よく見ると、馬が駐車場内を練り歩いて(練り歩かされて)います。何往復も、何往復も。

黒っぽい体に直射日光を受けて、なんとも暑苦しそう。熱中症が心配になります。

この祭に限りませんが、動物を登場させる行事って、しばしば動物虐待の議論が出ますよね。

少なくともこの猛暑の炎天下でのデモンストレーションは、もっと短時間でもよかったと思います。

なお、本日の発熱外来では、コロナ検査20人中の陽性12人( 陽性率60% )でした。インフルエンザ陽性は2人。

ある学校では、コロナだけでなくインフルも同時流行していると聞きました。驚くほかありません。

今年の夏は暑かった

「今年の夏は暑いねぇ」

この夏、毎日のようにこの言葉が聞かれましたが、でも去年も「今年は暑い」と言ったような気もします。

いまの暑さが辛くて、去年よりも今年の方が暑いと思いたいのかもしれません。

今年は去年よりも1年歳をとっているので、その分、気力や体力や忍耐力が低下しているのかもしれません。

なので患者さんには、今年がいちばん暑いと思うのは気のせいかもしれませんよと、いつも話してきました。

ところが気象庁が、この夏の日本の平均気温は平年と比べて1.76度も高いと発表したものだから驚きました。

気象庁が統計を取り始めてからの125年間で、気温も海面水温も過去最高だったことが分かりました。

これは失礼しました。気のせいじゃなかったようです。今年の夏は本当に暑かったんですねぇ。

となると問題は、今年だけの異常気象なのか、今年始まった異常気象なのか。今後もずっと続くのか。

こんな気温が毎年続くようだと、もはやそれは「異常」ではなく「通常」の気象となります。

そんな暑い夏に、今後もずっと耐えていかなければならないのでしょうか。

ただこの数日は、私は夜中のエアコンを途中で止めるようになりました。つけっぱだと少し寒いのです。

日中はまだ暑いですが、夜の気温は下がり始めているのかもしれません。

そんな風に夏の終わりを感じると、ちょっと寂しい気持ちになりますね。やっぱり冬よりは夏の方が好きです。

「猫背」の反対は「犬腹」?

愛車のシートに「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4343.html" target="_blank" title="ランバーサポート">ランバーサポート</a>」を導入する件について、先日書きました。

実はその、腰椎を表す英語「ランバー」には、どうしても抵抗があります。

整形外科の先生方は英語かもしれませんが、私はラテン語で「ルンバール」と言いたくなるのです。

学生時代、解剖学の講義(授業)では、人体各部の名称はすべてラテン語で習いました。

その後医者になって、内臓や血管・神経など日頃よく使う名称は自然と英語読みになりました。

ところが骨については日常的には用事が少なくて、たまに必要に迫られて使うのでラテン語のままなのです。

研修医時代には、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-504.html" target="_blank" title="病名をラテン語で">病名をラテン語で</a>書かなければならない医局で育ったので、ラテン語には馴染みがあります。

いまでも、ラテン語が一般的によく使われる局面はあります。脊椎麻酔は「ルンバール」と言ってます。

ところで腰痛はだいぶ改善したのですが、背部の痛みとだるさと張った感じは続きます。

整骨院で先週は「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4348.html" target="_blank" title="肩甲骨剥がし">肩甲骨剥がし</a>」をしてもらいましたが、今週は「猫背矯正」の施術を受けました。

おかげである程度は矯正できたかもしれません。ただし大事なのは、その姿勢を維持することですよね。

なのでこれからは毎日、背筋を伸ばして前を向き、胸を張って生きていこうと思っています。

ところで「猫背椿」って女優さん。最近よくみかけますね。