「新しい新型コロナワクチン」の接種始まる

「今日から、生後6か月以上のすべての人を対象にしたワクチンの接種が始まりました」

メディアがそう報じているのは、今日から始まった新型コロナワクチンの「秋開始接種」のことです。

使用するのは、「オミクロン株XBB.1.5」対応の、最新のワクチンです。

「生後6カ月以上の初回接種を完了したすべての方」が接種対象だと、熊本市のサイトに明示されています。

つまり秋開始接種というのは、「新ワクチンを使った追加接種」のことです。あくまで追加接種限定なのです。

よって、初回接種(=1,2回目の接種)の場合は対象外なのですが、心配御無用。新ワクチンを接種できます。

(1)追加接種:生後6か月以上の人を対象に、今日から新ワクチンの接種制度が始まる(=秋開始接種)

(2)初回接種:生後6か月以上の人を対象に、これまで通り接種が行われ、今日から新ワクチンに切り替わる

秋開始接種というのは、追加接種における新しい接種制度を指す、お役所が定義した言葉です。

初回接種の場合は、その制度とは無関係に、たまたま同じ日から、同じ新ワクチンを接種することになります。

ですが、秋開始接種とは別に初回接種も実施されていることが、熊本市のサイトでは容易には読み取れません。

そもそも「秋開始接種」という、市民が誤解を招くような言葉遣いがダメなんですよ。

「入手困難品」の入手でトラブル

ある「入手困難品」が出品されたことをAmazonからのメールで知り、あわててポチったのが5日前のこと。

3日前の帰宅後に「配達完了」メールに気付きました。診療中にクリニックに商品が届いていたようです。

でも私は受け取った覚えがないので、念のため翌朝出勤してすぐに、院内を探しましたが、ない。

Amazonのサイトを再確認。やはり熊本市の当院に、3日前の16時10分に配達完了と記載されています。

念のため、配送業者の日本郵便のサイトでトラッキングしてみると、同時刻に配達完了と記載されています。

ただし、配達局が「東京都葛飾局」となってる! 葛飾局って・・・どゆこと?

単なる誤配ではなく、詐欺とか転売とかの、やや危ないニオイがしてきました。すぐにAmazonに電話です。

こういうトラブル時のAmazonのカスタマーセンターって、ウソのように迅速に反応してくれますね。

問合せフォームに電話番号を入力し終わるか終わらないかのタイミングで、もう私のスマホが鳴り始めます。

発信元は北海道でした。電話に出ると、機械音声ではなく生身の女性の声。ただし日本語がたどたどしい。

たどたどしいけど一生懸命な対応だったので、こちらも穏やかな気分になりました。

さてその後、出品者から、手違いでしたとの連絡がありましたが、何をどう間違えたらこうなるの。

そして今日、その商品が兵庫県内から個人名で届きました。どうにも解せません。でも商品は本物のようです。

紆余曲折ありましたが、その少々キモい「ミャクミャク」のぬいぐるみが、皆様を院内でお待ちしております。

ついにインフルがコロナを抜いた?

「3秒で終わるよ」

そう言って、お子さんの鼻に綿棒を入れてグリグリします。親御さんには、体と腕と頭を固定してもらいます。

コロナもインフルエンザも、当院の検査は全て、鼻咽腔ぬぐい液によって行っています。

「はーい、じゃあ数えるよ、さーん、にーい、いーち、ぜーーーろ、はーい、じゃあ、ぬきまーす」

綿棒挿入時間は結局、10秒程度です。どこが3秒やねん、と苦情が出そうです。大人はズルいですね。

発熱外来受診者が多いことは昨日も書きましたが、日曜よりも多いのが祝日です。

土日診療している医療機関でも祝日は休診することがほとんどなので、祝日はもっとも医療が手薄になります。

インフルの台頭については昨日書いたばかりですが、状況はすでに進展しつつあります。

陽性診断の人数で言うと、昨日はコロナ陽性16人に対しインフルエンザ陽性は5人でした。

ところが今日の陽性者は、コロナ12人に対してインフル13人と、インフル激増です。

このコロナ禍で、インフル陽性者がコロナ陽性者より多かったのは、今日が初めてかもしれません。

決してコロナ感染者が減っているわけではなく、つまり、インフルが大流行し始めたということです。

もしかすると来月には、コロナをかき消すほどの勢いになるかもしれません。ともかく、早めにワクチンです。

コロナは高止まり、インフル右肩上がり、そしてワクチン

インフルエンザが通年で流行していますが、いよいよこれから本来の「流行シーズン」を迎えます。

これだけ報じられているので、高熱が出たらインフルか?と思いがちですが、高熱でもコロナの方が多いです。

インフルの検査しか希望しなかった方が、陰性だったので念のためコロナの検査をしたら陽性だったりします。

今日の発熱外来は、最近の日曜日のなかでもとくに受診希望者が多く、かなり早い内に予約受付を止めました。

コロナとインフルの同時検査を今日行ったのは18人。そのうちコロナ陽性8人、インフル陽性2人でした。

インフルで学級閉鎖中だという39度台のお子さんも、両方検査したらインフルは陰性でコロナ陽性でした。

全体では、コロナ陽性16人に対しインフルエンザ陽性は5人と、インフルがコロナに迫りつつある印象です。

というのも、8月1カ月間のコロナ陽性診断112人に対してインフル陽性はわずかに13人だったのです。

熊本市の定点あたり報告数も、コロナとインフルを比べて見ると、当院の検査結果と同様です。

コロナがピークでほぼ横ばいなのに対して、インフルは右肩急上昇でコロナに迫っています。

あらためて免疫を付けるために、今シーズンこそは、インフルエンザワクチンを接種すべきかもしれません。

それに加えて新型コロナワクチンの「秋開始接種」も、今月下旬からはじまります。

まだ発熱外来が忙しくて、ワクチン接種枠の設定が定まっていません。希望者の方は少々お待ちください。

(蛇足)今日は私の、63回目の誕生日でした。「高齢者」まで、あと731日。

花ちゃん、チョコ食べまくり事件

犬に食べさせてはならない食品として代表的なのが、タマネギとレーズンとチョコレートです。

なので最悪な食べ物は、タマネギ入りレーズンチョコです。(そんなもん、あるかいっ!)

リビングのテーブルに昨日、チョコを不用意に放置していたら、愛犬・花ちゃんに食べられてしまいました。

シンガポール土産の、マーライオンの形のチョコです。5個残っていたはずですが、全部なくなりました。

花ちゃんの好き嫌いは、鼻先に差し出したらパクッと食べるか顔をそむけるか、それを見るまでわかりません。

たとえばキャベツは大好物ですが、レタスは口に入れようともしません。違いがニオイでわかるのでしょうか。

毎晩、私が食べるブロッコリーの一部を与えています。キリが無いぐらいに好んで食べます。

チョコは、これまでずっと食べさせないように気をつけていたので、花ちゃんには未経験の食品でした。

そのため、チョコが好きなのか嫌いなのかは不明でしたが、今回、それが大好きであることが判明しました。

チョコを食べてすぐ動物病院に連れて行きました。さいわい全身状態も良かったので、様子観察となりました。

その後、花ちゃんは昨夜も今日も元気で、嘔吐も下痢も痙攣も血尿も無く、体調に深刻な影響はなさそうです。

問題は、禁断のチョコの味を知ってしまったということです。今後はより一層、気をつけなければなりません。

タッチ決済でGO

シンガポール市内の公共交通機関「MRT」では、クレジットカードを使って改札を通るのが主流です。

「タッチ決済」に対応したVISAなどのクレカを使う、「SimplyGo」という名称のシステムです。

日本の交通機関では、タッチ決済はまだ実証実験の段階。やはりSUICAなどの交通系ICカード主流ですね。

処理時間は、VISAタッチの仕様上0.5秒以内、実測0.3秒程度に対し、SUICAは0.2秒以内とのこと。

わずかな差ですが、東京などの大混雑改札では、SUICAじゃないと渋滞を招きかねないとの懸念があります。

一方で圧倒的に重要なことは、タッチ決済は世界標準ですが、SUICAは日本独自の仕組みだということです。

外国人が日本で交通機関を利用する際、手持ちのクレカを使えるかキップを買う必要があるかでは大違いです。

現に私はシンガポールのMRTで、キップを買わずに手持ちのVISAカードで改札を通ることができました。

これでもう、運賃を調べたり券売機の前でウロウロする必要もなく、改札に直行です。外国人には楽ですね。

なお、iPhoneのApple PayでもVISAタッチは可能ですが、今回シンガポールでは物理カードを使いました。

もしもFace ID認証等で手間取ったら、改札で渋滞を招きかねません。そんな事態だけは避けたかったのです。

ただし、今回最初にMRTに乗った時、タッチの向きを間違えて渋滞を招き旅の恥をかいたのは、また別の話。

ベトナムのマスク人口

ホーチミンシティーからシンガポールを経由して、今朝、無事帰国しました。

このコロナ禍の真っただ中に「海外旅行」とはどういう了見か、と思われる方もいらっしゃると思います。

もちろんそれは私自身のいちばんの懸案でした。なので人混みなど、状況に応じてマスクを装着しました。

一人旅なので基本的には「無言」ですが、ホテルなど誰かと会話をするようなときはマスク着用です。

空港や観光地を見た限りですが、ベトナムやシンガポールでも、マスクをしている方がそこそこいますね。

コロナの影響か、街中で大声で会話しているような人はあまり見かけませんでした。

例外は中国の方。どこで見かけても、うるさい、じゃなくて、活気がありますね。電話相手にでも大声です。

喧嘩してるのかと思ったら、途中で笑ったりするので、たぶん楽しい会話なのでしょう。

かと思えば、フェイスシールドして歩いている中国人を見かけました。そういう振れ幅の大きさも中国ですね。

そう言えば、ホーチミンで見かけた、ある集団のマスク装着率はほぼ100%でした。

と書くと謎めいていますが、種明かしするとバイクに乗っている人たちです。もちろん排気ガス対策ですね。

とても大きくて厚くてカラフルな、たぶん布マスクです。感染対策を兼ねているつもりはあまり無いでしょう。

でも、単にマスク人口という意味では、ベトナムはダントツですね。バイク人口が驚くほど多いので。

駆け足でも海外旅行はgood

「Xin chào!(シンチャオ)」ベトナム語です。こんばんは(またはこんにちは)。

昨夜遅く到着したのはホーチミンシティーでした〜。バイクが多いです〜。

ベトナムは初めて訪れる国ですが、ベトナム人には熊本でもよく出会うので、なんとなく馴染みやすいですね。

ベトナム料理に使われる「ヌクマム」は、タイ料理の「ナンプラー」よりも優しくて、食べやすいですね。

お土産ドンドン買ったら、総額280万ドンでした〜。ドンだけ太っ腹? じゃなくて1万ドン=約50円です。

午後にはシンガポールに移動して、近未来型巨大植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」に行って来ました。

空港に荷物をあずけ、電車(MRT)で片道1時間。駅から植物園入り口まで2千歩です。

最近のウォーキングのおかげで、サクサク歩くことができました。

あの「スーパーツリーグローブ」は一見の価値ありですね。夜にライトアップされたのを見たかったです〜。

次に来たときは、もう一つの有名な植物園「ボタニック・ガーデン」とともに、じっくり見て回りたいですね。

シンガポールは2回目ですが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2871.html" target="_blank" title="入国審査">入国審査</a>は鬼門です。今回もまた難癖付けられて、別室に拉致されました。

挙げ句の果てにはやたらに指紋を採取され、今回は許してやる、みたいな雰囲気で解放されました。なぜ?

そんなこんなで、今夜の便で羽田に戻るべく、いま、ラウンジでマッタリしながらブログ執筆中です。

昨日熊本を出て、ベトナムとシンガポールを回って今夜帰国の途に就くという、駆け足の「研修旅行」でした。

欠航とか大幅遅延などのトラブルを考えると、4連休でも3日目までには帰国する計画になってしまうのです。

このように短期間ではありましたが、海外旅行では必ず新たな知見・経験が得られます。行ってみるものです。

コロナ禍後初のリベンジ海外旅行

じつはいま、海外旅行に出かけようとしています。前回が4年前の9月ですから、丸4年ぶりの海外です。

3年前に計画していた「還暦記念フライト」がコロナ禍で頓挫したので、今回は言わばリベンジフライトです。

観光旅行じゃないですよ。まったくの「研修旅行」です。なんなら「自己研鑽」と言ってもよいでしょうか。

飛行機と空港を「視察」し、現地食を「試食」するのが目的であり、脇目も振らずに飛んで戻る強行軍です。

熊本空港を午前中に出発し、羽田で出国手続きなどを終え、いまはラウンジで「内際」乗継の待ち時間です。

成田まで行きたくなかったので、羽田発の便を選びました。ただし残念ながら出発は第3ターミナル。

7月19日より供用再開となった、真新しい第2ターミナルを使いたかったんですけどね。ま、しょうがない。

平日というのに第3ターミナルの人出は多いですね。ロビーでのマスク装着率は約3割という感じ。

私はもちろん、状況に応じてマスクを着脱しています。アルコール消毒薬と手拭きも多めに携帯しています。

いまから乗るのは、ユナイテッド航空のマイルでゲットし、シンガポール航空で発券した、ANA運航便です。

このパターンは初めてなので、何か不備はないか少々緊張していますが、それもまた楽しい経験のひとつ。

日本時間で今夜23時台に現地到着する予定ですが、万一のことを考え、今のうちにブログを投稿しておきます。

搭乗するまでの高揚感を長く楽しみたいので、敢えて長めの乗り継ぎ時間にして、ワクワクしっぱなしです。

久しぶりの海外旅行で少々興奮しているので、搭乗前からラウンジでの(ムダな)飲食が止まりません。

当然、機内でも多量飲食するでしょうし、現地食も食べまくる予定。果たして胃袋は大丈夫か(つづく)。

旅行の前の準備が楽しい

明日から金曜日までの4日間、当院は休診します。「研修旅行」に行って来ます。

地域の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます。

休みの前の晩って、いちばん気分が高揚するときですよね。とくに休みが長いほど、そうです。

当院の休診日は火曜と金曜で、祝日(火金以外)も診療するので、臨時休診をしない限り連休がありません。

なので今回のような連休を敢えて作ってみると、その前日である今日はもう、だいぶ興奮してしまいます。

久しぶりに宿泊を伴う旅行を計画しているので、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4357.html" target="_blank" title="リュック">リュック</a>とスニーカーとポロシャツを新調しました。

小型のスーツケースとリュック、これだけあれば、2泊3日のひとり旅には十分と考えました。

ところが、リュックを背負ってあちこち歩き回る自分を想像してみると、なんとも不便に感じ始めました。

スマホや財布などの貴重品を取り出すために、リュックをいちいち下ろさなければならないからです。

元々覚悟していたことですが、実際にシミュレーションしてみると、かなり面倒なことに思えてきました。

貴重品をまとめて収納するために、小さなショルダーバッグ「サコッシュ」を組み合わせることも考えました。

スーツケースを押し、リュックを背負い、サコッシュをかける。う〜ん、なんかスッキリしませんねぇ。

結局、スマホとクレカなどだけ入れる小さなスマホホルダー(ストラップ)を、首から掛けることにしました。

これでも若干ゴチャゴチャしてますが、許容範囲でしょう。それに圧倒的に便利なはず。

実際に使ってみて、便利なのか邪魔なのかダサいのか、それは後日ご報告いたします。では、行ってきます。