すでにインフルエンザの流行へとシフトしています

最近の日曜日と祝日は、当院は朝から夕方までノンストップで診療をしています。

職員はなんとか交代で休憩を取りますが、私の休憩はトイレぐらいで、水分補給の頻度も減らし気味です。

そのかわり18時過ぎには診療を終了します。かつてのように深夜まで診療するなど、今ではあり得ません。

毎週日曜と祝日のことですから、無理をするとカラダがもたないのです。

ところが、「休日当番医に断られた」と当院に電話して受診を求める方が、いつも日曜日には何人もいます。

当番医も忙しいでしょうけど、年に2回程度のことですから、1人も断らずにとことんやっていただきたい。

というのは冗談ですよ。当番医の応招義務よりも、医師や職員の健康上の理由の方が優先すると思います。

昨日と今日の2日間は、生活習慣病等の一般外来受診者も多かったので、発熱外来受診者は91人でした。

そのうちコロナ検査(NEAR法)は48人に行い、陽性者は14人。陽性率は29.2%と、かなり減っています。

一方でインフルエンザの抗原検査は53人に行い、陽性者は24人。陽性率は45.3%と、激増中です。

コロナの検査数だけでなく陽性率も減っていることは、コロナ感染者自体が減っていることの証でしょう。

その反対に、インフルエンザが増えていることは間違いありません。あちこちの学校で学級閉鎖も出ています。

ずっとインフルが流行せず、免疫力が低下したため感染が拡大しやすいと言われますが、その通りでしょう。

インフルエンザワクチンの接種は、その低下した免疫を挽回してくれるので、今回はすごく重要だと思います。

そのような特殊事情を考慮すると、今シーズンに限り、全年齢層に2回接種を認めても良いと思います。