ついにインフルがコロナを抜いた?

「3秒で終わるよ」

そう言って、お子さんの鼻に綿棒を入れてグリグリします。親御さんには、体と腕と頭を固定してもらいます。

コロナもインフルエンザも、当院の検査は全て、鼻咽腔ぬぐい液によって行っています。

「はーい、じゃあ数えるよ、さーん、にーい、いーち、ぜーーーろ、はーい、じゃあ、ぬきまーす」

綿棒挿入時間は結局、10秒程度です。どこが3秒やねん、と苦情が出そうです。大人はズルいですね。

発熱外来受診者が多いことは昨日も書きましたが、日曜よりも多いのが祝日です。

土日診療している医療機関でも祝日は休診することがほとんどなので、祝日はもっとも医療が手薄になります。

インフルの台頭については昨日書いたばかりですが、状況はすでに進展しつつあります。

陽性診断の人数で言うと、昨日はコロナ陽性16人に対しインフルエンザ陽性は5人でした。

ところが今日の陽性者は、コロナ12人に対してインフル13人と、インフル激増です。

このコロナ禍で、インフル陽性者がコロナ陽性者より多かったのは、今日が初めてかもしれません。

決してコロナ感染者が減っているわけではなく、つまり、インフルが大流行し始めたということです。

もしかすると来月には、コロナをかき消すほどの勢いになるかもしれません。ともかく、早めにワクチンです。