医者になって4年目頃、医者っぽい質感のカバンがほしくて買ったのは、ヌメ革の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2425.html" target="_blank" title="ダレスバッグ">ダレスバッグ</a>」でした。
アメリカの国務長官だったダレス氏が持っていたことから、その名が付いたと言われます。
医者が往診時に持ち歩くバッグとしても知られているので、「ドクターズバッグ」とも呼ばれます。
細かなポケットなどはほとんどなく、ガバッとあけると中が底まで丸見えになります。
私はヌメ革が大好きで、革の主張が強いダレスバッグ以外に、当時は買いたいカバンがありませんでした。
日頃の通勤でも学会出張でも、いつもそのカバンを持ち歩いていたので、だんだんフニャフニャになりました。
さすがに数年後に買い替え、さらに数年後にまた買い替え、3代のダレスバッグを20年以上使い続けました。
しかし突然、ダレスバッグを卒業する日が来ました。ナイロン製のビジネスバッグに出会ったのです。
どこにでもあるそのバッグの良さは、機能性と耐久性です。ポケットがやたらに多く、ひどく頑丈であること。
以来、デザイン的には可も無く不可も無い黒いビジネスバッグを、通勤で使い続けています。いま3代目です。
一方でレジャー用は、かつてはショルダーバッグ、最近ではボディーバッグをよく使うようになりました。
最小限の持ち物(財布とスマホとカギと消毒用品など)を入れて、両手をフリーにできるところが良いのです。
快適性を求めたバッグと言えるかもしれませんが、それほどの収納力が必要ない場面での使用に限られます。
そしてこのたび、快適性と機能性と耐久性に、収納力とデザイン性も兼ね備えたバッグを買いました。
いまさらですが「リュック」です。「バックパック」です。まあなにしろ、種類がとても多いのに驚きます。
本来ならヌメ革にしたいところですが、軽量・大容量のものを求めるなら、断然ナイロン製ですね。
アッチにもコッチにもポケットがあって、色んな機能が付いていて、まるで秘密基地みたいで楽しいです。