腰痛とイス

腰痛で悩まれている方は世の中にゴマンと、いや5万人以上いらっしゃると思います。私もその1人です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4319.html" target="_blank" title="ギックリ腰">ギックリ腰</a>はおおむね治りましたが、以前からの腰痛はしっかり残っています。

とくに起立時や歩行時に痛みます。イスにじっと座っている時に痛むかどうかは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2242.html" target="_blank" title="イス">イス</a>次第ですね。

さいわいにも、診察室のイスは、長く座っているとお尻と背中は痛みますが、腰には悪くありません。

ていうか、発熱外来では歩き回ることが多くて、診察室にじっと座っている時間がとても短くなりました。

問題は車です。愛車です。愛車なのに、腰と背中とお尻が全部痛みます。1分以上同じ座り方が保てません。

なので運転中にたびたびお尻の位置を変えたりして、ずっとモゾモゾしています。

まるでオシッコを我慢しているように見えるかもしれませんが、ときどき、本当に我慢しています。

「レカロシート」という、スポーツ車用の、体を包み込むような形状のシートなのですが、私には合いません。

私の形状がスポーツ向きではないのかもしれません。「レカロ」というよりも「レトロ」な体型なのでしょう。

シートの座面の形状を私に合わせるために、腰当てだとか背もたれを追加する必要がありそうです。

「ランバーサポート」ってのを、通販で買うつもりですが、今度はそれが私の体型に合うかどうかが心配です。

ちなみに「ランバー」というのは、スタローンのヤツじゃなくて(それはランボー)、腰椎の意味ですね。

スタローンを助けるなら「ランボーサポート」かもしれませんが、基本的に彼に助けは不要です。

お盆明けにコロナは増えているか

カンカン照りの猛暑かと思えばゲリラ雷雨。駐車場を利用した発熱外来では、今日もまたびしょ濡れです。

滑って転んでギックリ腰を誘発した<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4319.html" target="_blank" title="先日の件">先日の件</a>をふまえ、今日は細心の注意を払って歩き回りました。

新型コロナの「定点あたり報告数」は、全国的に7/24〜30の週をピークに、ゆっくりと減少しつつあります。

熊本県の、5類化以降の毎週の報告数の推移は、5/8〜14の週から8/7〜13の週まで順に、

2.06→2.30→2.41→3.54→5.43→6.38→8.75→9.58→11.99→15.93→22.05→24.66→22.41→16.43

と、7/24〜30がピークですが、8/7〜13の週の急減はお盆休みで検査数が少なかったせいもありそうです。

当院での毎週の感染者数の推移は、残念ながらお盆に長く休診したせいで、データがあてになりません。

そこで、日曜日に絞って、遺伝子検出検査(NEAR法)の検査数と陽性者数を比較してみました。

全国的に感染者がピークだった週の日曜日の7/30は、検査数23人のうち陽性14人(陽性率60.9%)でした。

翌週の日曜8/6は、検査数23人中の陽性13人(陽性率56.5%)。その次の8/13は、すみません、お休みです。

そして今日8/20は、検査数が27人と増え、陽性は15人だったので陽性率は55.6%でした。

当院の数字からは、お盆明けにまた感染者が急増してきた風には見えませんが、横ばいに近い印象です。

検査を希望しない発熱者がさらに増えていることを考慮すれば、感染は再拡大中なのかもしれません。

医師の過重労働に解決策はあるのか

卒業後3年目の若い医師が、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2656.html" target="_blank" title="長時間労働">長時間労働</a>によって精神障害を来たして自殺し、労災認定されました。

認定されても命は戻りません。このような悲しい出来事は、なくならないのでしょうか。

自殺直前の残業時間は、月に207時間(3カ月平均で月185時間)だったとのこと。

「精神障害の労災認定基準」である月160時間(3カ月平均100時間)を超えていたのが、認定の根拠だとか。

その基準が「過労死ライン」の月100時間(2〜6カ月平均80時間)より厳しい理由が、よくわかりません。

かつて私も某大学病院で働いていたころ(90年代後半)は、残業時間が毎月200時間以上でした。

朝7時半からのミーティングに間に合うように出勤し、帰宅は深夜、しばしば午前様。土日も終日働きました。

週に2,3日はICUに泊まりましたが、横になって寝られるわけではなく、詰所のイスに座ったまま眠りました。

泊まった翌日の勤務は通常通りで、また朝から夜まで働きました。休日は夏と年末年始に2,3日だけでした。

おもに夜中に、学会準備などの「自己研鑽」もしなければなりません。それも医師としての仕事ですから。

地域医療のためと言うより、一人前の医師になるための修行として、長時間勤務に耐えていた面もあります。

ただ、前にも書いたように大学病院での残業には一円も手当が付きません。無報酬だと思うと余計に疲れます。

こういう過酷な勤務は、今どき自慢にもならないどころか、自慢してはならないことなのでしょう。

ですが今も状況はほぼ同じ。すべての医師が労働基準法を遵守したのでは、病院が回らないのが実情です。

医師の自己犠牲によって地域の医療が成り立っています。ただ、その言葉通りに犠牲者が出るのは悲劇です。

改正労働基準法によって医師の労働環境が改善するのか、一方で医療サービスは保てるのか、難しい問題です。

タイヤ空気圧低下

出勤しようと車を走らせ始めたら、「タイヤ空気圧低下」のアラートが出ました。

最近の車はタイヤの空気圧を持続的にモニターしていて、圧力低下などの異常があるとすぐ警告が出ます。

前の車では似た状況でパンクだった経験があるので、今回もパンクかもしれません。面倒なことになりました。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3266.htm" target="_blank" title="ランフラットタイヤ">ランフラットタイヤ</a>」だった前の車はパンクしてもしばらく走行できましたが、今の車は違います。

程度にもよりますが、空気圧が低下したまま走行するのは危険かもしれません。

とは言え、車も傾いてないし振動も異音もないので、そのまま大人しく走ることにしました。

信号待ちの間に空気圧モニター画面を見てみると、前輪が2.7気圧で黄色表示、後輪が2.8気圧の緑表示でした。

表示の色からして前輪の空気圧が異常値のようですが、左右差がないのでパンクじゃなさそうです、たぶん。

大それた数値でもないので、そのまま走り続けました。あとで調べると、圧力自体は適正範囲のようです。

適正範囲なのだけど、数値が下がったのでアラートが出たようです。

いずれにしても、突然空気圧が下がったのは気持ち悪いので、ディーラーで点検してもらうことにしました。

さいわいタイヤに異常はなく、4輪とも3気圧まで空気を入れて、150kW超高速充電器で充電して帰りました。

新車購入後1年間は高速充電器が無料で使い放題なので、ガソリン代の高騰など無縁なのがいま嬉しいです。

飛行機の見分け方(ANA国内線編)

偉そうに飛行機の見分け方を書くほどの知識も経験も、私にはありません。

あくまで、日頃私自身が行っている見分け方をご紹介します。ただし、ANA国内線運航機材に限っての話です。

メーカーは3つ。エアバス (Airbus)とボーイング(Boeing)とボンバルディア(Bombardier)です。

プロペラ機は、ボンバルディアの「DHC8-Q400」だけです。ブンブンうるさいけど可愛い機材です。

熊本-伊丹便の一部のほか、あちこちの地方路線で飛んでいます。通常、羽田で見かけることはありません。

ジェット機は、窓の形で大別。ほぼ丸いのはエアバスで、ほぼ四角形(角はとれている)なのがボーイング。

顔つきは、エアバスは団子っ鼻のデコッ八の二重あご、ボーイングは鼻筋が尖ってハンサム(極端に言えば)。

エアバスは3種類のみ。A320とA321とA380。

「A320」はとっても小っちゃく、大きな非常口は2つだけ。「A321」は少し大きく非常口は4つとも大きい。

「A380」は「ホヌ」ですから一目瞭然。エンジン4発で総二階の巨大な(世界最大の)旅客機です。

ボーイングは種類が豊富です。小さい方から順に、B737 < B767 < B787 < B777となります。

「B737」は、お尻が切れ上がり、顔もつり目。胴体こすりそうなぐらい短足。飛んでる時もタイヤが見える。

ANAウイングスのジェット機はB737だけなので、同社が運航する熊本–伊丹,中部,那覇便にいつも使われます。

「B767」は、お尻が丸くてフグの口みたいです。車輪は2軸。中型機なのに大きな非常口は2つ。

国際線仕様機材と区別するための略称は「76P」。熊本-羽田便では、いちばん主流の機材です。

「B787」は、エンジン後部がギザギザなのが特徴的。鼻が下向いてます。

「B787-8」と「B787-9」があり、後者はかなり大きくて翼より前の部分が長くてスマートです。

「B777」は、お尻が縦にぺったんこで車輪が3軸。長身のスリムな機材で、現行の政府専用機もこれです。

「B777-200」と「B777-300」があり、後者はとくに長い。非常口は、前者が4つ、後者が5つ。

なお、B787-8には、通常版「78P」と国際線仕様の「78M」があり、78Pは熊本-羽田便でも使われます。

78Mは、主にに幹線で飛んでますが、たまに熊本にも来ます。いま、乗っていちばん快適なのが78Mですね。

(追記)

「DHC8-Q400」は現在、ボンバルディアから新生「デ・ハビランド・カナダ」の所有に移っています。

「豚汁」は「ぶたじる」か「とんじる」か

「豚カツ」が、わが家の食卓に上るとき、ほぼ必ず「豚汁」が添えられます。以前からそういう流儀なのです。

その「豚汁」のことを、東京などでは「とんじる」と言うようですが、わが家では昔から「ぶたじる」です。

「とん」は「豚」の音読みで「ぶた」は訓読みですが、「汁」の音読みは「じゅう」で「しる」は訓読みです。

したがって、「ぶたじる」は訓読みですが、「とんじる」と読んでしまうと「重箱読み」になります。

昔は全国的に「ぶたじる」だったそうですが、NHKの塩田氏によると、東京から「とんじる」が始まったとか。

2000年の調査では、北海道を除く東日本が「とんじる」、それ以外が「ぶたじる」という分布でした。

しかし「とんじる」の勢力範囲は年々拡大し、その後は近畿地方も「とんじる」に寝返っています。

こうして、テレビ等による東京からの情報発信力の強さによって、全国に「東京方言」が広がっていくのです。

いまや「ぶたじる」は、九州北部と北海道と鳥取に局在した、マイナーな読み方になってしまったようです。

九州はともかく、北海道と鳥取に共通する読み方と聞くと、松本清張の『砂の器』を思い出してしまいます。

あの映画では、東北地方と出雲地方に共通する「ズーズー弁」が、重要な鍵となりました。

それが「かめだ」ではなく「とんじる」だったとしたら、丹波哲郎と森田健作は鳥取砂丘を歩いたはずです。

ランウェイビューレストラン「25END」

夕陽をバックに離着陸する航空機の写真が日本一美しく、よくカレンダーになっているのは、熊本空港です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4332.html" target="_blank" title="熊本空港">熊本空港</a>で綺麗な夕陽の写真を撮るには、条件があります(撮影機材やカメラマンの腕以外に)。

(1)滑走路の延長方向(250度方向=西南西)にちょうど夕日が沈む季節であること(冬場です)

(2)天気が良いこと(場合によっては薄曇りも可)

(3)良い場所から撮影すること(後述します)

(4)日没時刻にちょうど離着陸する飛行機があること(熊本空港の離着陸頻度ではかなり難易度が高い)

(5)着陸は東向きでいいけど、離陸シーンを撮りたいなら<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4331.html" target="_blank" title="逆ラン">逆ラン</a>であること(この条件がいちばん厳しい)

滑走路(RWY 07/25)の東端(25END)付近には絶好の撮影スポットがあって、いつも賑わっています。

そこら辺一帯はトウモロコシなどの畑です。撮影者は、畑を荒らさないようにしなければなりません。

よく、一部鉄道ファン(撮り鉄)の迷惑行為が問題となりますが、あれと同じです。

私に財力があれば、25ENDの延長線上の土地に、ランウェイビューレストランを建てたいですね。

もちろんその高さは、航空法による高度制限を遵守した低層(階段状に3階建て)の建築物です。

上空から見た景観を損なわないように、外観はトウモロコシ畑に似せた迷彩柄とします。1階は駐車場です。

2階にはレストランとショットバーを作り、空港内と同じような航空機発着のディスプレイも設置します。

バルコニーは、滑走路を障害物なく見通せる撮影フロア。ファン同士のいさかいを防ぐために完全予約制です。

いつも航空管制の交信が聞けるように、館内には航空無線の音声を流します(音声のネット拡散は禁じます)。

なお、3階は私の別宅です。露天風呂もあります。

空の安全を願う

台風7号は紀伊半島に向かっています。明日の朝には上陸しそうです。各地の被害が少ないことを祈ります。

ちなみに紀伊半島と聞くたびに、昔よく観ていたテレビドラマ『キーハンター』をいつも思い出します。

「日本航空123便墜落事故」は1985年の8月12日に起きました。私が医師になって最初の夏の出来事でした。

ボーイング747という大型機で帰省ラッシュのタイミングだったので、多くの乗客・乗員が犠牲となりました。

その事故の2年前には「大韓航空機撃墜事件」が起き、同じくB747の乗客・乗員が全員死亡しました。

さらのその前年には、「機長、やめてください!」の「羽田沖墜落事故」も起き、多数の犠牲者が出ました。

これらの事故によって、飛行機って万一の時には一度に大勢の命を奪う乗り物なんだと思い知りました。

当時の私はまだ、飛行機には一度も乗ったことがなかったので、余計にそれを恐ろしく感じました。

ですがもちろん自動車事故の方が、1件あたりのインパクトが小さいだけで、死亡総数は圧倒的に多いのです。

それはおそらく、自動車とは違って航空機は、プロフェッショナルだけが運航に携わっているからでしょう。

それゆえに、どこかにプロらしからぬ過失や手抜きがあると、空の安全は容易に失われるということです。

そんなことを思いながら、また慰霊の気持ちも込めて、今日は映画『沈まぬ太陽』を久しぶりに観ました。

本当はドラマ版の方が重厚で好きなのですが、それは全20話であまりにも長すぎるので、今日は映画版です。

飛行機モノといってもハリウッド映画の様なアクション作品ではなく、いかにも山崎豊子な社会派ドラマです。

そして結末も、ハリウッド的なハッピーエンドで万々歳ではなく、抑制の効いた穏やかなものでした。

でも私としては、悪いヤツらは悲惨な最期まで描いてもらい、カタルシスを得たいですけどね。狭量ですかね。

『仮面ライダーギーツ』鑑賞記

『仮面ライダーギーツ』を、今朝テレビで初めて観ました。孫たちと並んで、ソファーで鑑賞しました。

そもそも『仮面ライダー』を観ること自体が小学生のとき以来ですから、ほぼ50年ぶりです。

まず、主人公「ギーツ」がどの人か、最後までよく分かりませんでした。

なにしろ「変身」する人が多すぎます。誰も彼もが変身します。どの人が敵か味方かも分かりませんでした。

多分この人がギーツだと思ってずっと観ていたライダーは、あとで調べたらギーツではありませんでした。

全身が固いスーツに覆われているので、「仮面」というよりも「トランスフォーム」ですね。

光線のような武器や爆破ーンもありますが、決闘は基本的に「殴る蹴る」です。

オフィスビルのロビーや体育館で激しく戦っても、それらの施設の床や壁に傷を付けたりはしません。

今日観た回だけかもしれませんが、バイクに乗っているライダーシーンが一度もありませんでした。

あらためて調べてみると、どうやら本作は、多数の仮面ライダーが競い合うサバイバルゲームのようですね。

1971年に放送が始まった『仮面ライダー』シリーズで、私が観たのは1作目だけ。小学校5、6年の時でした。

「昭和」のライダーは原則として1人。正義の味方。死なない。という、勧善懲悪のヒーロードラマでした。

「平成」以降はしかし、ライダーの数が複数になり、デザインはど派手で価値観も多様になったようです。

「令和」になってデザインは落ち着きましたが、諸設定が複雑すぎて、昭和な人間にはムリ目な番組です。

今年も長い盆休み

当院は昨日から、お盆休み中です。地域の皆様や発熱外来受診希望の方々には、ご迷惑をお掛けしています。

今年は、金曜・火曜の定期休診日に3日間の臨時休診日をはさみ、8/11(金)〜15(火)の5連休となりました。

昨年も同様に、8/12(金)〜8/16(火)の5連休でした。その間に、父の一周忌の法要と初盆をしました。

一昨年は、8/13(金)・14(土)の2日間だけの盆休みでしたが、それが父のお通夜と葬儀の2日間となりました。

診療には穴をあけずに済みましたが、なにかとバタバタして、とてもタイトな2日間でした。

その時思ったのは、自分や家族や、そして職員には、時には長めの連休が必要だということでした。

お盆休みは来年以降も5連休にすることになるでしょう。そしてそれは年末年始も同じです。

そのほかに近年は、祝日診療(火曜・金曜以外)を続けるかわりに、平日に休診日を設けることも増えました。

医療機関に限らず、暦通りに仕事をしている職場にとって、祝日というのはご褒美のような存在でしょう。

祝日は、土日診療している医療機関でもたいてい休診するので、地域医療がいちばん手薄になりやすい日です。

そこで当院は、祝日そのものはできるだけ診療し、他の医療機関が診療している平日に休むことにしたのです。

ただし盆休みと年末年始だけは例外。他院並みまたそれ以上休診させていただいております。ご了承ください。