『仮面ライダーギーツ』鑑賞記

『仮面ライダーギーツ』を、今朝テレビで初めて観ました。孫たちと並んで、ソファーで鑑賞しました。

そもそも『仮面ライダー』を観ること自体が小学生のとき以来ですから、ほぼ50年ぶりです。

まず、主人公「ギーツ」がどの人か、最後までよく分かりませんでした。

なにしろ「変身」する人が多すぎます。誰も彼もが変身します。どの人が敵か味方かも分かりませんでした。

多分この人がギーツだと思ってずっと観ていたライダーは、あとで調べたらギーツではありませんでした。

全身が固いスーツに覆われているので、「仮面」というよりも「トランスフォーム」ですね。

光線のような武器や爆破ーンもありますが、決闘は基本的に「殴る蹴る」です。

オフィスビルのロビーや体育館で激しく戦っても、それらの施設の床や壁に傷を付けたりはしません。

今日観た回だけかもしれませんが、バイクに乗っているライダーシーンが一度もありませんでした。

あらためて調べてみると、どうやら本作は、多数の仮面ライダーが競い合うサバイバルゲームのようですね。

1971年に放送が始まった『仮面ライダー』シリーズで、私が観たのは1作目だけ。小学校5、6年の時でした。

「昭和」のライダーは原則として1人。正義の味方。死なない。という、勧善懲悪のヒーロードラマでした。

「平成」以降はしかし、ライダーの数が複数になり、デザインはど派手で価値観も多様になったようです。

「令和」になってデザインは落ち着きましたが、諸設定が複雑すぎて、昭和な人間にはムリ目な番組です。