漢字を間違える

公的な手書き文書で、漢字を書き間違えるという失態をやらかしてしまいました。

病名を「脂質異常症」と書くべきところ、「質」の字の下半分が「算」の下半分になってしまったんですね。

多分このままでも意味は通じるはず。まさか、この病名は何かと問い合わせてくる意地悪はいないでしょう。

ですが、このへなちょこ漢字をそのままにしておくのは、さすがの私でもハズい。

しかし、修正テープを使って公文書の過誤を隠蔽するのは間違っています。私の主義にも反します。

かと言って、2本線を引いて修正して修正印を押せば、私の間違いを強調するようなもの。それも避けたい。

私が試みたのは、「目」の部分を大きく上から書き直し、「升」みたいな部分を潰してしまうという力業。

その結果、私のミスは目立たなくなりましたが、漢字の下半分がグチャグチャになってしまいました。

字を手書きすることが減ったせいでしょうか、漢字を忘れてるし、書いても間違えることが増えました。

完全に忘れてしまった漢字は、パソコン上で表示させてから、それ見ながら手書きしています。

問題は、難しくもない小学生レベルの漢字を、書いてる途中で急に書けなくなることです。

「鉄欠乏性貧血」と書いているとき、「鉄」の右側が「失」か「矢」か、急に自信がなくなることがあります。

パソコンで調べるのもシャクなので、「矢」の上がちょっとだけ出たような微妙な字でごまかしたりします。

「貧血」の「貧」と「貪食」の「貪」も、ときどき急にどっちか分からなくなります。

しょうがないので、字の上の部分を「分」とも「今」とも読めるように汚く書いてごまかしたりします。

こういうとき、日頃から字が汚いことが役に立ちます。