なでしこジャパン。初戦を5−0の大勝で飾りました。
おおいに盛り上がる観客席もパブリックビューイングもスポーツバーも、マスク装着者なんて誰もいません。
とは言え、発熱外来をやっている医療従事者としては、少しばかり、コロナの現状に触れておきます。
皆様、ご記憶でしょうか。日本ではいま、コロナの定点あたり報告数が毎週発表されているのですよ。
5月8日の「5類化」以来、1週間毎の報告数が都道府県別に集計されています。
熊本県では、2.06→2.30→2.41→3.54→5.43→6.38→8.75→9.58→11.99→15.93、という推移です。
かつては、東京都の新規感染者数が日本全体の新型コロナの流行の指標のように、毎日報じられていました。
ところがその東京の最新(7/10〜7/16)の定点あたり報告数は8.25です。お隣の神奈川県も8.14です。
一方で九州7県はすべて10以上。福岡を除くと全県で15以上なのです。沖縄は別格で31.8です。
このように今回(第9波?)は明らかに「西高東低」です。ナゼナンダロウ、ドシテナンダロウ(タモリ風)。
沖縄との交流の多さでは説明が付きません。佐賀と宮崎での増加が福岡よりも著しいのですから。
そんな状況でも第8波までと違うのは、スポーツ観戦だけでなく、世の中全体の「ポストコロナ」気分ですね。
今日の発熱外来で1人、ノーマスクでの受診者がいました。もはや発熱外来でもポストコロナ気分なのか?