コロナは、発症の5日後までの自宅待機が推奨されています

5類化した新型コロナは、感染しても法律に基づく外出自粛は求められず、個人の判断での療養となります。

とは言え、検査陽性の方からは「いつまで休めば良いですか」と、ほぼ必ず尋ねられます。

厚労省は「外出を控えることが推奨される期間」を、次の(1)のように提示しています。

(1)発症日を0日目として5日間は外出を控えること

この<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3978.html" target="_blank" title="「0日目」">「0日目」</a>という言い方。私は嫌いですね。それにここで言う「5日間」は、明らかに誤解を招きます。

(2)発症日を0日目として5日目までは外出を控えること

せめてこう言えば、0日目から5日目までの「6日間」だと分かります。つまり「5日間」ではないのです。

(3)発症日の5日後までは外出を控えること

という表現が最もシンプルで間違いがないと思うので、当院ではそのように患者さんに伝えています。

法律用語で「1週間間隔」というと、「中7日」つまり「8日後」を意味してしまうそうです。

なのでお役所は、予防接種で「1週間間隔」や「1週間後」の意味で、「6日の間隔」という表現を使います。

このようなお役所用語の原則が曲げられないのであれば、(1)はせめて次のように併記してほしいものです。

(4)発症日を0日目として5日間(すなわち発症日の5日後まで)は外出を控えること