詐欺サイトの日本語はなぜ変なのか

詐欺メールや詐欺サイトに気をつけましょう、その見分け方は「日本語」です、などと言われています。

日本語がちゃんとしてたら詐欺じゃない、と聞こえるのは問題ですが、たしかにチェックポイントですね。

「ChatGPT」に、詐欺サイトの日本語はなぜ変なのかと尋ねてみたら、次のような予想通りの回答でした。

(1)外国人が運営している、(2)自動翻訳ソフトを使っている、(3)彼らの日本語スキルは不十分

詐欺サイトの日本語って、概して「中華風」な香りがしますよね。

小学生でもやらない句読点の打ち方とか、突然現れる敬語とか、日本人にはマネできない表現を目にします。

前から言ってるように、彼ら(誰?)が改善すべき点は、日本語ネイティブを校閲者に雇うことでしょう。

そこで試しに、次の文をいろんな翻訳サイトで中国語に翻訳し、それをさらに日本語に再翻訳してみました。

元の文:

詐欺サイトの日本語って、小学生でもやらない句読点の打ち方とかするし、校閲なんてしてないんでしょうね。

【Google翻訳】

日本人は詐欺サイトで小学生でも使わないような句読点を使うし、校正もしないだろう。

【みらい翻訳】

詐欺サイトの日本語は、小学生でもやらない句読点の入力方法であり、チェックはしない。

【DeepL翻訳】

詐欺サイトの日本語の句読点は小学生にも通用しないし、校正もしてないんだろうな。

【weblio翻訳】

ウェブサイトに詐欺を働く日本語と研究しない句読点の法はさらには小学生を掠って、校閲しなくしましょう。

面白さから言えば、weblioの圧勝です。

興味は薄れがちですが、感染者数は増えてます

トップニュースにはならなくなった「新型コロナ新規感染者数」ですが、定点あたりの報告数は増えています。

熊本県では、5/8以降の毎週の報告数は、2.06→2.30→2.41→3.54と、とくに先週は予想以上の増加でした。

一方で、インフルエンザの定点あたり報告数は、2.72→3.05→2.37→2.63と、微妙に足踏み状態です。

同様に熊本市でも、コロナの定点あたり報告数は、1.60→1.76→2.68→3.44と、明らかに増えています。

さらにインフルエンザの報告数も、1.88→2.44→1.72→4.16と、増減しながらもまた増えている印象です。

もしも当院が定点医療機関であれば、同じ週のコロナの報告数の推移は、5→7→9→13となるところです。

ついでに東京都の数字を見ると、2.40→3.53→3.96→5.29ですから、ここに来て増え幅が大きいですね。

最近は検査を希望しない方が多いので、前述した数値でも感染者数は低く見積もられていると考えるべきです。

コロナかどうかに興味のない方も、知りたくない方もいますが、高額な検査料金が検査率低下の主因でしょう。

であるならば、定点医療機関だけでも、検査料の自己負担分を無料(公費負担)にするってのはどうですかね。

国はやるはずないでしょうけど、たとえば熊本県だけでも、独自の予算を組めませんかね。

たった25カ所ですから、ザッとテキトーに計算してみたら、週に1千万円程度の費用ですよ。ダメですか。

いや、感染者の推移がわかれば対策としては十分なのだから、現行のままで良いワケか。じゃ、いいですぅ。

マイナ保険証に一本化って、大丈夫なんスか

マイナ保険証を提示される方は増えています。

ただ、窓口でマイナカードを読み取っても、操作端末に「無効」と表示されるケースにときどき遭遇します。

そんな時は従来の保険証を出してもらい、その情報を資格確認端末に手入力すると、たいていOKが出ます。

いま問題となっているように、保険組合等によるマイナンバーへの資格情報の登録遅れが原因でしょう。

こんなことでは、従来の保険証が廃止されたとき、マイナ保険証だけで確実に保険診療ができる気がしません。

これまでも、職場が変わったときなど保険証の「切り替え中」の方は、一時的に無保険の扱いでした。

しかしそれもせいぜい2週間程度の話ですが、マイナ保険証では2カ月以上も時間を要する場合があります。

同じ時期に保険組合や共済組合等でまとめて事務作業をするのでそうなるとは言え、時間がかかりすぎです。

さらに、マイナ保険証なら安くなる窓口負担が、登録遅れの方には適用できません。従来保険証の扱いです。

患者さんに落ち度は無く、むしろ国の施策に協力的でマイナ保険証を出したのに、10円余計に取られます。

そのことが釈然としなくて、オンライン資格確認等コールセンターに電話したら、地方厚生局に尋ねてくれと。

で、九州厚生局熊本事務所に電話した顛末です。

私「マイナ保険証で無効と出たので従来保険証で対応したが、高い方の算定で行って良いのか」と尋ねると、

厚「事象の内容を確認したいので、詳細をFAXしていただけますか」などと返答してくるものだから、

私「ちょっとあんたね、いまいちばん話題の手続き遅れの問題でしょうが」と言いたいのをぐっとこらえて、

私「了解です。次に同様のケースが起きた場合にそうします。お手数をおかけしました」と。大人ですから。

マイナンバーと口座紐付け問題

公金受取口座として、家族名義などの口座がマイナンバーと紐付けられたケースが、約13万件確認された件。

子どもへの公金を実際に受け取って管理するのは親ですから、親が自分の名義と紐付けることは自然です。

その悪意のない行為がダメだという制度設計に、問題はないのでしょうか。経過措置ぐらいあってもいいのに。

マイナンバー制度が始まる頃、その重要な目的の一つは、預貯金口座との紐付けにあると言われていました。

国に預貯金を把握されることに、私は異論はありません。脱税してないし、隠し口座も持ってませんから。

ところが、口座の名寄せにはカナ表記が絶対に必要なのに、マイナンバーにその仕組みはありませんでした。

「戸籍にフリガナがない問題」などとメディアはいま騒いでますが、国は確信犯だろうと私には思えます。

銀行口座を本気で名寄せする気なんて、最初から無かったのですよ。誰に忖度したのか知らんけど。

いまさら戸籍にフリガナをつけるようですが、どういう手順でカナを確定して入力を進めるんでしょうね。

いや私もフリガナは必要だとは思いますけど、それならマイナンバーを始める前にやるべきでした。

要は、制度設計が煮詰まっていなかったということでしょう。マイナ保険証もしかりです。

「Apple Vision Pro」登場

Appleのカンファレンス「WWDC23」で、MR(複合現実)ヘッドセット「Vision Pro」が発表されました。

クックCEOが得意げに「One more thing…」と紹介を始めたやり方は、ジョブズから受け継いだ伝統ですね。

ずっと噂&期待されてきた製品で、今回こそ間違いないだろうと、その登場がほぼ確実視されていました。

夜更かしして今日午前2時のWWDC開幕を待っていましたが、1時にギブ。Apple信者としては情けないです。

「ウェアラブルなMacBook」と形容されています。単なるゲーム用ゴーグルではないのです。

Mac用の純正アプリがすべて搭載され、iPad、iPhone、Macですべて同期されるそうです。でしょうね。

視線や手のジェスチャーや声で操作し、手元のMac用の超大型ディスプレイとして使うこともできると。

装着者の顔が外から「見える」のも、特徴のひとつです。表情や視線がつかめるので、孤立感がないのだとか。

透けてるのではなく、利用者の表情の映像が外側のディスプレイに映るのです。「EyeSight」というそうです。

もちろん、巨大なディスプレイと空間オーディオサウンドで、映画なども楽しめることは間違いないでしょう。

生体認証は「虹彩スキャン」です。ゴーグル型機器なら楽勝でしょうね。

「Macがパーソナルコンピューティングを、iPhoneがモバイルコンピューティングを切り拓いてきたように」

とクックCEOが強調するのは、「Vision Proは空間コンピューティングを切り拓く」のだそうです。

デザインはまあ、ごっついゴーグルですけど、わりと洗練されています。とりあえず欲しいです。

ですが価格が約50万円ですからね。世の中を変えるほど売れるんでしょうかね。

塩分摂取は1日7グラムまで

厚労省がこのたび、「健康づくりに向けた食事や生活習慣についての新たな数値目標」を示しました。

なかでも塩分摂取量は、「1日あたり7グラム未満」に設定されました。現状は10グラムだそうです。

ラーメンを汁まで飲んだら6グラムだといいますから、もうその1杯だけでほぼほぼアウトです。

以前から言われ続けていることですが、日本人の塩分(塩化ナトリウム)摂取量は多すぎます。

私もラーメンを食べるとなれば汁まで飲み干したいタイプですが、そのかわりめったにラーメンは食べません。

そして時々ラーメンを食べるためにも、日頃の塩分摂取は極力控えています。基本的には薄味に慣れています。

味噌汁はほとんど飲まないし、漬物も日常的には食べません。冷や奴や焼き魚にも醤油は使いません。

ただし刺身には最近、少しだけ醤油をつけるようになってきました。やっぱり、醤油つけた方が美味しいので。

メディアでは、ある専門家が「ラーメーンの汁は残しましょう」と減塩食を推奨しています。

スープの美味さをアピールしているラーメン店などには、とんだ営業妨害ですね。

生活習慣病の方には、朝晩の血圧を毎日記録してもらってますが、ときどき血圧が異常に高い朝があります。

たいてい前の晩が飲み会です。アルコールのせいではなく、食べ過ぎたせいです。つまり塩分摂取過多です。

そういうのを見るたびに、塩分がどれだけ血圧を上げているのかと、思い知らされます。

コロナはまもなく「風邪」扱いです

真夏のような日差しの中、今日も暑い駐車場に行ったり来たりしながらの発熱外来。こっちも熱が出そうです。

発熱外来受診者36人のうち、コロナの遺伝子検出検査(NEAR法)を行った方は16人。うち陽性4人でした。

まず感じるのは、「5類化」以前に比べて発熱者の検査率が激減したことです。

検査料が有料化されたためだけでなく、自分がコロナかどうかを知りたい方が減っているようです。

インフルエンザだろうと受診して、念のためにコロナも検査したら陽性だった、というケースも目立ちます。

そのような方の周囲にコロナっぽい人はいなかったそうですが、でも確実に、誰か感染者がいたんでしょうね。

いま医療機関は、当院のようにいわゆる「発熱外来」スタイルを続けているところばかりではなさそうです。

土曜日に他院で普通に診察と処方を受け、日曜日に当院でコロナと診断される方も、珍しくはありません。

前日の医療機関の院内で、どれだけコロナを拡散させたのだろうかと、少々心配になります。

当院では、発熱者をいちいち隔離するものだから部屋が足りず、血液検査や点滴などの処置がはかどりません。

もはやコロナを特別視しないのが世の方向性なのかもしれませんが、なかなか私は踏み切れないのです。

とりあえず、「院内トリアージ実施料」が算定できる8月末までは、まじめに「トリアージ」を続けます。

それ以降のトリアージ算定は認められないわけですから、コロナは完全に「風邪」扱いで良いのでしょうね。

「ナッツ」アレルギーが意外と多い

この時期、食物アレルギーの検査をご希望のお子さんが多く、必要な項目を厳選して血液検査をしています。

卵や牛乳や小麦に次いで、よく検査項目に上がるのがナッツですね。最近は甲殻類より増えてる印象です。

おさらいしておきますと、「ナッツ」は木の実(種)です。殻が固い場合は、その中身(仁)を指します。

クルミやアーモンドやカシューナッツやヘーゼルナッツやピスタチオは、みなナッツの仲間です。

一方で「ピーナッツ」は豆です。大豆などと同じ豆科です。煎るとナッツっぽいので、混同されがちです。

ただし、ピーナッツはとくに重要なアレルゲンなので、ナッツと同時に検査することはよくあります。

そして、ナッツのうち1つか2つか3つのアレルギーが陽性でも、ピーナッツは陰性のことが多いようです。

私は毎晩ブロッコリー1株食べていますが、ドレッシングがわりにナッツをトッピングしています。

ドレッシングをかけていた時期もありましたが、どの味にも飽きてしまったのです。

好きなナッツはアーモンドとピスタチオ。クルミとヘーゼルナッツは味がしまらないので嫌いです。

最近トッピングによく使うのは、アーモンド単独か、コストコの「ミックスナッツ」あたりでしょうか。

その「ミックスナッツ」には、ナッツが5種類入ってますが、たしかにピーナッツは入っていませんね。

ピーナッツが何かと混ざっているとすれば、それは柿の種です。種ですがナッツとは言えません。

揺れる飛行機と遅刻客

台風や大雨の影響で、今日は空の便のみならず、東海道新幹線も全線で運転を見合わせる事態です。

そんな日なのに敢えて、今日は「所用で」某所に行くために空の便を利用しましたが、なにしろ揺れました。

とくに帰りの大阪–熊本便は、揺れる旨の注意喚起が、搭乗前から何度もアナウンスされていました。

今朝の往路でも結構揺れましたが、復路の揺れはハンパなかったですね。

離陸してしばらくして、機内サービスが始まったかと思ったら、揺れ始めたのでサービスは即中止されました。

以後、着陸まで揺れっぱなしでシートベルトサインもほぼつきっぱなし。

ガタガタ揺れるだけでなく、左右にゆさゆさ、ときには傾いたかと思えば、突然ストンと落ちたりします。

機内サービスは私の列まで配られた時点で打ち切られ、私より後ろは何もナシです。

その私も、コップを口まで運ぶのにも困難を極め、まるでドリフのギャグのような具合でした。

ところで今朝の熊本空港では、早朝便の乗客の呼び出しアナウンスが引っ切りなしでしたね。ANAもJALも。

出発10分前になっても搭乗ゲートに現れない方々のフルネームが、鳴り響いていました。

どんな理由があったのか知りませんが、遅刻は大迷惑ですから、早めにゲートに来てくれませんかね。

時々、定刻になっても飛行機のドアが閉まらず、しばら〜くして乗ってくる客がいますが、その手でしょうね。

申し訳なさそうに乗ってくるのならまだしも、よかった〜間に合った〜みたいなノリの客にはムカつきます。

いちど、遅刻客が結局現れず、その客の預入れ手荷物をおろすためにずいぶん出発が遅れたことがありました。

もしかするとその方、遅れて機内に乗り込む勇気がなかったのでしょうか。

パスワードの保管法は、究極的には紙ベースなのか

いろんなサイトに会員登録していると、IDとパスワードの管理が大変ですね。

20年ぐらい前まで、私はひとつのパスワードで全部使い回していましたが、そんなことしちゃダメです。

それぞれのサイト毎に複雑なパスワードを考え、しかも忘れないようにしなければなりません。面倒な話です。

全部メモアプリに記録しておいて、そのメモを厳重に管理する、っていうのが現実解かと思っています。

何かのサイトに新規登録してパスワードを作るとき、最近私はダジャレを多用しています。

そのサイトから連想したアホなギャグをローマ字表記して、文字を並び替えたり数字を入れ込んだりします。

変ちくりんでバカかと思われるようなパスワードなので、誰にも見せられません。

いまはパソコンやスマホがパスワードを自動入力してくれるので、どれだけ複雑でもかまいません。

しかしたまに、ブラウザの設定を変更したりすると、久々にパスワード入力を求められてドキドキしますね。

二段階認証にしていると、SMSで認証コードが届きますが、それはまだマシな方です。

メールでコードが届くサイトの場合、それはしばしば迷惑メールに分類されてしまったりしますから。

いつも心配している最悪な局面は、MacやiPhoneのトラブルです。

全パスワードを管理しているメモアプリが、どうしても開かないとか、メモが消えていたらどうしようかと。

それが心配で別のアプリでもパスワードを記録保存しているのですが、iPhoneがトラブったら同じこと。

結局は、もっと物理的な(原始的な)方法でもパスワードを保管しておくべき、ということなのでしょうか。