「住所の表記ゆれ」問題は厳しい

マイナカードで「名前のよみがな」が問題になったと思ったら、こんどは「住所の表記ゆれ」ですか。

「上南部2丁目4番2号」か「上南部2ー4ー2」か、どちらか一方に統一しなければ前に進まないようです。

河野デジタル相が「日本の住所はヤバい」と言うまでもなく、簡単に解決するとは思えない難問です。

名前によみがなを付けていくとか、住所表記を統一するとか、いずれもそうとうに困難な作業が待っています。

前者は住民本人の意思確認が必要でしょうし、後者は統一ルール作りから始めなければなりません。

よみがなと住所の表記ゆれの問題化はつまり、マイナンバー制度の完成度の低さが露呈したということです。

それなのに、保険証を廃止する期日を決めてしまい、何が何でもマイナ保険証の普及を急ぐ必要がありますか。

トラブルはあるにせよ、マイナ保険証の利用者は確実に増えています。その積み重ねを大事にしましょうよ。

いま政策を修正するとすれば、マイナ保険証と従来の保険証の併存期間をずっと長くすることでしょう。

併存してる間なら、マイナ保険証にトラブルが起きても、保険証を使って現場(医療機関)で対処できます。

そんな風にして、時間を掛けて「バグ取り」してから、本番(保険証廃止)に進めば良いだけの話でしょ。

そうこうするうちに、よみがなと住所の問題も、なんとかなるんじゃないの?(無理かもしれんけど)