毎週日曜日には、新型コロナの現状を書くことが多いですが、今日は1日前倒しして書きます。
というのも、今日の発熱外来では、かなり急激に感染者が増えている印象をもったからです。
発熱外来受診者22人のうち、コロナの遺伝子検出検査(NEAR法)を行ったのは11人。検査率50%でした。
その11人のうち、陽性者は8人。陽性率73%。年齢は5歳〜70歳。
周囲にコロナ感染者がいるので検査したら、やっぱり陽性だった、という方は8人のうち3人。
残る5人の陽性者は、風邪と思ってたらコロナですか、どこで感染したんだろう、みたいな方でした。
以前は前者のような方がほとんどでしたが、この2,3カ月は後者のような方が大半です。
ですがそれ以上に、検査を受けなかった発熱者が多く、大別すると次の2パターンあります。
(1)たぶんコロナじゃないので、検査しない
(2)たぶんコロナなので、もはや検査しない
検査費用の公費負担がなくなって(1)のような人が増えましたが、最近は(2)の方も目立ちます。
いずれも、適切に自主療養していただけるか、万一の重症化を早期発見できるか、そこがカギとなります。
はたして一律に公費負担をなくしてしまってもよかったのか、発熱外来をしていて今更のようにそう感じます。
高齢者や基礎疾患のある方に限って、医師の判断で検査の公費負担を認めるような特例はできませんかね。