マイナ保険証が、医療機関の資格確認端末で「無効」と判定されてしまう問題。当院でも時々遭遇します。
加藤厚労相が昨日の会見で、マイナ保険証が無効と表示された場合の対応について、次のように述べました。
(1)職場が変わったなどで、まだ保険証が発行されていない場合(いわゆる「保険証切り替え中」のケース)
保険証の持参忘れの場合と同様、現行の取扱いで対応する。(つまり10割負担やむなし、ということですね)
(2)保険証は発行されているが、マイナ保険証システムへのデータ登録が完了していない(登録遅れ問題)
患者の自己負担は3割分等とし、医療機関は事後的に医療保険の資格情報を確認してレセプト請求を行う
(3)保険証は発行され、システムへのデータ登録も完了しているが、システムトラブルで資格確認ができない
患者の自己負担は3割分等とし、医療機関は事後的に医療保険の資格情報を確認してレセプト請求を行う
このうち(2)(3)、はマイナ保険証しか提示しないからこその、新手のトラブルです。
そしてその場合、患者に負担はさせられないので医療機関の側でなんとか工夫しろ、ということらしいです。
従来の保険証があれば即座に解決することなので、患者さんにはつねに保険証も携帯していただきたいですね。
保険証を持参してない方には、ご面倒でも家に取りに帰ってもらうか、後日再提示してもらうことになります。
将来、万一(?)保険証が廃止された場合には、どうなるんでしょうね、いったい。