近現代史よりも古代史が好き

数年前、中公新書の『応仁の乱』(呉座勇一著)が、ベストセラーになったことがあります。

複雑であまり面白くない戦乱を、ただ真面目に書いた本がなぜか売れたということで、当時話題になりました。

残念ながら私は、話題に乗って即買いしたもののあまりにも面白くなくて、もう何年も積ん読状態です。

このような、「○○の乱」というのは過去にいくつかあって、それぞれ日本史上とても重要な出来事ですね。

主なものを時代順に並べると、磐井の乱→壬申の乱→平将門の乱→保元の乱→平治の乱→承久の乱→応仁の乱、

さらに、島原の乱→由井正雪の乱→大塩平八郎の乱→佐賀の乱→加藤の乱、となります。

中学校の時の担任の中塚先生(社会科教諭)の持論は、「歴史は原因(背景)と結果(影響)だ」でした。

たしかにそうです。歴史は途切れず、古代、いや旧石器時代から、ずっと連なっているはずです。

いま『データサイエンスが解く邪馬台国 北部九州説はゆるがない』(安本美典著、朝日新書)を読んでいます。

歴史の読み物は、著者の自説に基づく記載なので、その点を考慮した上で読む必要があります。

読者にしても持論に近い本を読んだ方が気分が良いので、私が読む邪馬台国本も北部九州説のものです。

そして読めば読むほど、やっぱり九州じゃん、と考えが強まる(ますます偏る?)ことになるわけです。