日曜の発熱外来はいつも受診者・陽性者が多いですが、今日も予約の電話が引っ切りなしでした。
予約枠は早々にキャパオーバーとなり、多くの方の受診をお断りすることになってしまいました。
これはちょうど、第8波の頃と同じ状況です。
コロナ検査(NEAR法)22人中10人陽性でした。この高い陽性率は、感染者が増えているときの兆候です。
それに加えて今日は、自宅で抗原検査陽性だった方の受診も4人ありました。これも最近増えています。
5月8日以降の毎週の陽性者数は、当院では5→7→9→13→15→27と急増中です。
濃厚接触者かつ高熱の方は、以前なら「みなし陽性」の範疇ですが、いまはその判定すら求められません。
つまり、たぶんコロナという方にはもう、確定診断の必要性がないのです。治療や届出に差はないので。
そういえば、ここに来てインフルエンザがかなり減りました。今日の陽性者はたった1人でした。
近隣の小学校では学級閉鎖が出ていますが、これも今はインフルではなく、コロナの学級閉鎖です。
熱せん妄が出たお子さんは、インフルではなくコロナでした。せん妄はインフルだけの特徴ではないのです。
昨日他院で風邪薬の処方を受けたけど何も検査をしなかった、という陽性者がけっこういます。
発症から間が無かったということもありますが、それにしても、コロナがスルーされることはとても多いです。
そのような他院で、どのような隔離状態で診察を受けたかが気になります。