マイナ保険証に一本化って、大丈夫なんスか

マイナ保険証を提示される方は増えています。

ただ、窓口でマイナカードを読み取っても、操作端末に「無効」と表示されるケースにときどき遭遇します。

そんな時は従来の保険証を出してもらい、その情報を資格確認端末に手入力すると、たいていOKが出ます。

いま問題となっているように、保険組合等によるマイナンバーへの資格情報の登録遅れが原因でしょう。

こんなことでは、従来の保険証が廃止されたとき、マイナ保険証だけで確実に保険診療ができる気がしません。

これまでも、職場が変わったときなど保険証の「切り替え中」の方は、一時的に無保険の扱いでした。

しかしそれもせいぜい2週間程度の話ですが、マイナ保険証では2カ月以上も時間を要する場合があります。

同じ時期に保険組合や共済組合等でまとめて事務作業をするのでそうなるとは言え、時間がかかりすぎです。

さらに、マイナ保険証なら安くなる窓口負担が、登録遅れの方には適用できません。従来保険証の扱いです。

患者さんに落ち度は無く、むしろ国の施策に協力的でマイナ保険証を出したのに、10円余計に取られます。

そのことが釈然としなくて、オンライン資格確認等コールセンターに電話したら、地方厚生局に尋ねてくれと。

で、九州厚生局熊本事務所に電話した顛末です。

私「マイナ保険証で無効と出たので従来保険証で対応したが、高い方の算定で行って良いのか」と尋ねると、

厚「事象の内容を確認したいので、詳細をFAXしていただけますか」などと返答してくるものだから、

私「ちょっとあんたね、いまいちばん話題の手続き遅れの問題でしょうが」と言いたいのをぐっとこらえて、

私「了解です。次に同様のケースが起きた場合にそうします。お手数をおかけしました」と。大人ですから。