不整脈監視装置としてのApple Watchを装着中

異常な頻脈や徐脈や心房細動が起きていないかどうか、日頃から私はApple Watchを使って監視しています。

ただし、それはおもに睡眠中と外出中です。診療中にはApple Watchを装着していないのです。

診療中は、手首までたびたびアルコール消毒するので、腕時計は着けられません。

指輪はもともと着けていませんが、一般の診療程度の消毒では、いちいち外さなくても良いかもしれません。

しかし外科手術時の手洗いの場合は、手を滅菌するぐらいの気持ちで洗う必要があり、指輪の装着は不可です。

外科医は、日ごろから結婚指輪をしていない人が多かったような印象があります。私も着けていませんでした。

手術前に病院内で指輪を外すと、どこかに置き忘れたりしそうだからです。指輪は家に置いていました。

指導医のN先生はしかし、愛妻家だったためか(?)、手洗い直前まで、指輪をしていました。

そして手洗いの時に外して胸のポケットに入れていたのですが、この習慣は紛失のリスクが高いと思います。

術直後は、必ずしも冷静な精神状態とは限りません。術衣を脱ぐ際に、指輪の存在を思い出せるかどうか。

Apple Watchの監視では、睡眠中には、110以上の頻拍や50以下の徐脈や心房細動は起きていないようです。

ただし、Apple Watchのセンサーがどれほど正確なのかは不明。過度に信頼するのはやめておきます。

ただ、わずかな兆候の早期発見にでもつながればと、毎晩欠かさずApple Watchを着けて寝ています。

いまのところ感じるメリットは、夜間覚醒時に時刻がすぐ分かることでしょうかね。それが意外と便利です。