世間はすでに、ウィズコロナ(コロナと共存)ですね。なんならポストコロナ(コロナ終了)気分でしょう。
「5類」化は連休明けからですが、経済社会の実質的な転換点は連休初日、つまり今日かもしれません。
どうせこうなるのであれば、コロナ政策の転換自体がもっと早くても良かったと、私でさえ思います。
感染者はまた増える可能性がありますが、「気にしない」「調べない」「把握できない」となるのでしょう。
今日も多くの発熱者が受診しましたが、検査希望者が少ないですね。ですが検査すれば陽性者がまだ出ます。
コロナ禍渦中の行動制限が正しかったのか間違っていたのか、もはや批評してもしょうがないことです。
欧米と中国の中間ぐらいのやり方で、いかにも日本人らしく注意深く辿ってきた3年間だったと思います。
圧倒的にダメだと思ったのは、ワクチンの開発力ですね。その意味でも日本はまだ、ワクチン後進国です。
日本の官僚は、何をするにも目先の損得を計算し、コスパを真っ先に考えたがります。
あるワクチンの定期接種化を検討する時には、その接種によって医療費がどれほど減るかをすぐ概算します。
その机上の空論にはしばしば恣意的な面があり、GOサインを出したい時、コスパの良い数字を導き出します。
ワクチン開発のような将来への投資は、短期的メリットがなくコスパが悪いので、力が入らないんですかね。
官僚のみならず、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1442.html" target="_blank" title="首相">首相</a>は学術研究を深めるよりも実践的教育を求め、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-95.html" target="_blank" title="野党">野党</a>も先端研究に理解のない国ですから。