大型連休中の発熱外来

連休中に発熱外来をしますか、みたいな調査依頼が、熊本市と熊本県から別々に届きました。

両者ほぼまったく同じことを聞いてきたので、いったいどういう了見なのかと、県に問い合わせてみました。

すると県の担当者は、ほう、市でも調査してるんですね、みたいにとぼけるので、確認をお願いしました。

実際には、市の調査に回答すればそれで良いのでしょうが、県の担当者の認識不足がどうも気になりました。

コロナ行政が転換期を迎え、お役所もたいへんです。全職員が全てを把握するのは困難なのかもしれません。

「5類」に変わるタイミングに合わせなくてもいいのに、いやそうだからか、ワクチンの接種も始まります。

幸いなことは、新規感染者数が、少なくともその報告数が、ひと頃よりは激減していることです。

連休中の発熱外来の混み具合がどうなるか予測は付きませんが、当院としてはこれまで通り診療するのみです。

むしろ気になるのは「5類化後」、つまり5月8日以降です。

なにしろこの日から、コロナ診療の公費負担が(一部を除いて)なくなります。自己負担が急に増えます。

支払いで揉めないためには、検査前いや受診前に、検査費用が3割負担であることを説明する必要があります。

予約の段階でこれを説明すれば、検査を断ったり受診自体をキャンセルする方も増えるかもしれません。

逆に言えば、連休中が公費負担のある最後の期間となります。まさか「駆け込み検査」ってないでしょうね。