4月16日は「熊本地震の日」

熊本市の防災基本条例によると、4月16日は「熊本地震の日」だそうです。

「災害の教訓等を次の世代に伝承するとともに、防災への関心及び理解を深めることを目的」としたものとか。

その条例が施行されたのが昨年なので、地震からずいぶんと「間」が空いたものですが、ま、いいでしょう。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1656.html" target="_blank" title="7年前の今日">7年前の今日</a>、当ブログの冒頭で次のように書きました。

–––

「余震は、本震よりも規模が小さいのですね」と、昨日のニュース番組で、アナウンサーが尋ねたところ、

「もっと大きな地震が起きて、そっちの方が本震、前のが前震、ということもあり得ます」と某専門家が回答。

イヤなこと言うなぁ、と思ってたら、本当に、その通りになってしまいました。

本日未明の大地震は、熊本地域の全住民に、計り知れない恐怖をもたらしました。しかも余震が続きます。

–––

「前震」後も繰り返す余震に怯えながらも、いつかは収束するはずだと、当時の私たちは期待していました。

しかし「本震」の瞬間、その期待は打ち砕かれ、何かとてつもないコトが起き始めた恐怖を感じました。

気象庁や学者が「今回が本震だ」と説明しても、「それもまだ前震じゃないのか」と疑心暗鬼になりました。

日常を襲った前震もさることながら、避難と復旧の真っただ中を襲った本震には、一時は絶望すら感じました。

しかしそれでも前に向かうしかないと思い直し、余震もおさまり、平静を取り戻すことができたのでした。

規模だけでなく圧倒的な恐怖をもたらした意味で、本震の起きた4月16日こそ「熊本地震の日」なのでしょう。