孫がたまに家に来て、みんなで食卓を囲むことがあります。
よだれかけ、じゃなくて「スタイ」を着けてます。撥水性のある素材なので、汁物もガードできます。
なので「シルガード」って聞くといつもスタイを連想してしまうんですけど、この前置き要りませんかね。
「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4193.html" target="_blank" title="9価HPVワクチン・シルガード9">9価HPVワクチン・シルガード9</a>」の接種を、今月から当院でも始めました。希望者は徐々に増えています。
新たに接種を始める方や、1,2回目まで済んでいる交互接種の方や、キャッチアップ接種の方もいます。
新型コロナワクチンは、熱狂的とも言える接種ブームは過ぎ去りましたが、来月から新制度が始まります。
このワクチンの「功罪」がさまざま言われる中で、私はHPVワクチン接種への好影響を挙げたいところです。
HPVワクチンに対して日本人は、官民ともに過剰なまでの拒否反応を示し、接種を事実上中断させていました。
副反応を疑った事象が科学的には「シロ」だと判明しても、「火のない所に煙は立たぬ」と忌み嫌ったのです。
そこへ、HPVワクチンよりも明確な副反応が報告されている、開発されたばかりの新型コロナワクチンが登場。
副反応よりもコロナの方が怖いという、至極真っ当な理屈が多数意見となり、人々は接種に殺到しました。
ついに日本人も、メリットとデメリットを天秤にかけ、科学的で客観的な選択をすることができたわけです。
となると、ほぼ世界中で長い間使われているHPVワクチンも、いまさら忌避する雰囲気ではなくなりました。
筋肉注射にも慣れたし、最近登場した9価ワクチンによって有効性もアップしました。
毎年3千人が亡くなる子宮頸がんの怖さだって、前から日本人にはわかっていたはずなのです。