カッター持ち込んだら、隠しとけ

那覇空港で先日、保安検査通過後の制限区域内にあるANAのラウンジで、カッターナイフが見つかった事件。

検査済の乗客全員をいったんエリア外に出し、全員の保安検査をやり直すというオオゴトになりました。

おかげで搭乗手続きが大幅に遅れ、各社の便に欠航や遅延が生じるという、大迷惑な話です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3857.html" target="_blank" title="ちょうど1年前">ちょうど1年前</a>にも、同じ那覇空港の同じANAラウンジでカッターが見つかったというのに、またですか。

そのカッターの持ち主に言いたい。うっかり制限区域に持ち込んでしまったのなら、最後まで隠して持っとけ。

搭乗時や飛行中や降機後に検査はありません。カッターの存在など忘れて、堂々としていればいいだけの話。

ラウンジで気付いて怖くなったとしても、それをカバンから出さなければ、もう何も恐れる必要はないのです。

まかり間違っても、機内でそのカッターをカバンから出して確認などしてはなりません。

乗客に見られて通報されたら、その時点でCAさんは「保安要員」としての職務を全うすることになります。

身柄を拘束され、警察に引き渡され、ハイジャック騒ぎを起こした間抜けとして、全国に顔が知れ渡ります。

それにしても、どうして他の乗客全員の保安検査をやり直す必要があるのでしょう。目的がわかりません。

いやそれ以前に、カッターが保安検査をすり抜けた点こそが、保安上はいちばんの大問題です。

検査機器の性能試験と、保安検査員の訓練こそ、やり直す必要がありそうです。