「クーペ」に乗るのは3台目だと一昨日書いたばかりですが、よく思い出してみると違うかもしれません。
幼少期まで遡ると、私が最初に乗った実家の車はたぶん、「マツダ R360 クーペ」なのでした。
1960年代前半のことなので記憶は曖昧です。いまネットで検索すると、なんともちっちゃな車ですね。
その次の車は「マツダ キャロル 360」。4ドアになりましたが、家族4人で乗るとぎゅうぎゅう詰めでした。
これらはいずれも、歴史的価値の高い「名車」です。
以後、「ミニカ」「ファミリア」「ギャラン」と経験したところで、私は親元を離れることになります。
学生時代に私の足となったのは、もちろん自転車です。今風に言えばチャリです。奮発して「10段変速」です。
同じ下宿の奥野君と自転車店に行き、色違い(緑と青)の同じ自転車を買いました。
ある時タナボタなバイト代が入ると、速攻で原付を買いました。今風に言えば原チャリです。
当時の原付は「ノーヘル」で運転できたので、それこそ自転車感覚で乗り回っていました。
ヘルメットが義務化された頃には、すでに私は原付を卒業して「四つ車」の世界に足を踏み入れていました。
かつて多くの男子がそうであったように、走る楽しみの大事な要素のひとつが、スピード感なんですよね。
それを自動二輪に求めようとした時期もありましたが、なんとなく免許取得の機会を失いました。
いま、知人が二輪で爽快なツーリングしている話を聞くと、頑張って免許取っとけばよかったと思います。
なのでせめて四輪では、少しでも二輪の感覚に近い、キビキビ走るクーペに乗りたいのです。