新ターミナルオープンに合わせて計器着陸装置の更新工事

熊本空港(阿蘇くまもと空港)において、昨年12月から行われていた計器着陸装置の更新工事が完了しました。

もともとは4月までかかる予定だったところを、3月24日に完了したと、国土交通省航空局が告知しています。

前倒しできたのは良いことですが、どうせならあと2,3日、早めに完了してほしかった。

というのも、熊本空港の新ターミナルがオープンしたのが3月23日だったからです。

この日は天候の問題もあったかもしれませんが、熊本空港への着陸には天候調査がかかる便がありました。

私が搭乗していた便も、普通なら着陸できそうなのに、福岡空港へ降りるかもしれないとのアナウンス。

さいわい、機長の頑張りで、無事熊本に降りてくれましたが、福岡だったら面倒なことになっていました。

蓋を開けてみると、この記念すべき日は、遅延や欠航が相次ぎ、熊本発着の航空便はかなり乱れました。

熊本空港は着陸が難しいらしく、最高レベル(CAT IIIB)の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4003.html" target="_blank" title="計器着陸装置(ILS)">計器着陸装置(ILS)</a>が装置されている空港です。

そのILSの更新工事期間中は、通常レベルの(低レベルの)計器着陸装置で代替して運用されていたそうです。

そのため、国交省によれば「通常時に比べて、着陸できる条件がやや厳しくなっております」とのこと。

なるほど。だから少々の風雨でもいちいち天候調査がかかったり遅延したわけですか(素人の憶測です)。

新ターミナルオープンの翌日に工事が完了とは間が悪い。頑張ったけどギリギリ間に合わなかったんですかね。

そもそも、こんなタイミングで更新工事などしなけりゃいいのに。

「令和5年春開始接種」ワクチンの希望量調査

従来の規定による新型コロナワクチンの接種は5月7日をもって終了となり、翌日から新制度に移行します。

5月8日から始まるのは、その名も「令和5年春開始接種」。お役所がそう名付けたので、そう呼びましょう。

その対象は、

・重症化リスクの高い者(65歳以上の高齢者、基礎疾患を有している者)

・そのような人が集まる場所においてサービスを提供する医療機関、高齢者施設・障害者施設等の従事者

熊本市では、5〜6月の接種について、各医療機関にワクチンの希望量調査を行っています。締切は明日です。

それぞれの日に、ファイザーとモデルナをそれぞれ何人接種するつもりがあるのか、それを問うものです。

ただし、ファイザーのワクチンは国からの新規供給予定が無いため、市の在庫限りでの接種となるようです。

したがって、ファイザーは医療機関の希望がほとんど叶わず、モデルナなら希望通りに供給される見込みです。

診療の合間に専用の時間帯を設けて接種するのですから、接種計画が立てやすいのはモデルナの方でしょうか。

当院では、上の条件を満たし、なおかつ当院で4回目以降の接種を受けた方を対象に、接種を行う予定です。

ざっと300人の対象者がいますが、実際に接種を希望する方が何人いることやら見当がつきません。

とりあえず、ワクチン確保のために、接種率70%あたりを目安に希望量を申請しておこうと思っています。

ファイザー希望者には申し訳ありませんが、当院のこの春の接種は、実質的にモデルナ単独になりそうです。

がんドックは一番乗り

なかなか連休がとれないので(先週とったけど)、人間ドックはどうしても日帰りになります。

昨日は、がん検診主体の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2502.html" target="_blank" title="がんドック">がんドック</a>」を受けました。

自宅を朝6時43分に出発したら、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2502.html" target="_blank" title="済生会病院">済生会病院</a>に7時半ちょうどに到着しましたので、覚え書きとしておきます。

受付順では4番乗りでしたが、「全大腸CT検査」コースでは2番目。下剤による準備の完了はトップでした。

前日に3食摂るべき「検査食(=低残渣食)」を、前日の朝しか食べず、以後絶食で臨んだ甲斐がありました。

検査が一番乗りなので、その後の流れもスムーズです。次回からもまた、前夜絶食作戦でいこうと思います。

今年もまた前回よりも背が低くなっていたので、計り直しを懇願し、4ミリほど挽回できました。

胃カメラは、鎮静してやってもらうことの方が多いので、今回も「鎮静コース」でお願いしました。

目が覚めた時、ソファーで寝てました。検査のストレッチャーからは自分で移動したそうです。ほう。

がんは早期発見・早期治療が重要ですが、予防的観点からの生活習慣の改善も大事です。

喫煙は論外として、飲酒も最近はたとえ発がん率を高めるとされています。「百薬の長」はもう過去の話です。

ちなみに、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2386.html" target="_blank" title="ブロッコリー">ブロッコリー</a>を毎日1株食べているのは、食事の冒頭に野菜で胃を満たすのが目的です。

その抗がん効果を狙っているわけではありませんが、期待しないわけでもなく、12年以上続けているのです。

カッター持ち込んだら、隠しとけ

那覇空港で先日、保安検査通過後の制限区域内にあるANAのラウンジで、カッターナイフが見つかった事件。

検査済の乗客全員をいったんエリア外に出し、全員の保安検査をやり直すというオオゴトになりました。

おかげで搭乗手続きが大幅に遅れ、各社の便に欠航や遅延が生じるという、大迷惑な話です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-3857.html" target="_blank" title="ちょうど1年前">ちょうど1年前</a>にも、同じ那覇空港の同じANAラウンジでカッターが見つかったというのに、またですか。

そのカッターの持ち主に言いたい。うっかり制限区域に持ち込んでしまったのなら、最後まで隠して持っとけ。

搭乗時や飛行中や降機後に検査はありません。カッターの存在など忘れて、堂々としていればいいだけの話。

ラウンジで気付いて怖くなったとしても、それをカバンから出さなければ、もう何も恐れる必要はないのです。

まかり間違っても、機内でそのカッターをカバンから出して確認などしてはなりません。

乗客に見られて通報されたら、その時点でCAさんは「保安要員」としての職務を全うすることになります。

身柄を拘束され、警察に引き渡され、ハイジャック騒ぎを起こした間抜けとして、全国に顔が知れ渡ります。

それにしても、どうして他の乗客全員の保安検査をやり直す必要があるのでしょう。目的がわかりません。

いやそれ以前に、カッターが保安検査をすり抜けた点こそが、保安上はいちばんの大問題です。

検査機器の性能試験と、保安検査員の訓練こそ、やり直す必要がありそうです。

定期接種ワクチンに変更あり

4月から、子どもの定期接種ワクチンが変わります。その中でもとくに重要な事項をお知らせします。

(1)「4種混合ワクチン」の開始月齢が、「生後2カ月から」になります。

これまでは「生後3カ月から」だったので、ヒブワクチンなどの開始時期とのずれがあって面倒でした。

今後のワクチンデビューは、ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・ロタ・4種混合の、5ワクチン同時接種となります。

2回目の接種はその4週間後で、まったく同じ組み合わせの5ワクチン接種です。わかりやすいですね。

3回目の接種はそのまた4週間後で、B型肝炎を除く4ワクチンの接種を行うことになります。

なお、予診票はいまだに各ワクチン毎なので、保護者の方には毎回4,5枚書いていただかなければなりません。

一部の自治体では、同時接種ワクチン一括の予診票を採用しています。熊本市もそうしてほしいものです。

(2)「HPVワクチン」に、新たに「9価ワクチン(商品名:シルガード)」が加わります。

これまでの「2価(サーバリックス)」や「4価(ガーダシル)」よりも、有効性は高くなります。

当院では、原則として9価に切り替えますので、2価や4価の接種をご希望の方は、早めにご相談ください。

現在行われている「キャッチアップ接種」は、従来の規定のまま、令和6年度まで継続されます。

キャッチアップ制度実施前に自費で接種した方への救済措置(費用助成)も続きますが、9価は対象外です。

3月までに2価・4価を途中まで接種してきた方は、残りの回数を9価に切り替える「交互接種」も可能です。

さらに、15歳未満で接種を開始した方は、2回の9価ワクチン接種で完了する「2回接種」も選択できます。

これらの交互接種や2回接種をご希望の場合は、詳しい説明が必要になるので、あらかじめご相談ください。

日曜日に受診される方々

日曜日に当院を受診される方を大別すると、

(1)急な発熱や下痢、喘息、胸痛、動悸、目まいなどの方

(2)平日の日中に受診が出来ない生活習慣病の方や中高生

(3)登園許可証や各種書類が月曜日までに必要だという方

医学的優先度が高いのはもちろん(1)です。熱や風邪症状の方はすべて、発熱外来の時間枠で受け付けます。

急な高血圧や不整脈の方への対応には、ある程度の時間を要するので、全体の流れに影響することになります。

花粉症は、優先度は低いもののひどくお困りなのでなんとか対応していましたが、最近減りました。

生活習慣病の方の定期的な休日診療にも、開院当初から当院では力を入れています。

朝絶食での血液検査を予定している方は午前中の診療枠を使うことになり、休日の朝はそこそこ混み合います。

緊急性は無いものの、月曜からの登園の可否に関わるので(3)の方も日曜日のうちに対応したいところです。

発熱外来が忙しいころには十分な対応が出来ない日も多く、ご迷惑をおかけいたしました。

ところで、発熱外来は最近ヒマなのかというと、そうでもないのです。昨日も今日もそこそこの受診者あり。

コロナもインフルも、それぞれのご家庭の中では「蔓延」しているようで、まだまだ油断はできません。

処方間違いのあれこれを反省

当院は「院外処方」の医療機関なので、調剤作業はなく、処方箋を発行して患者さんに渡すことになります。

でもその処方の際にときどきミスをしてしまうので、今日はそれを反省して、対策へつなげたいと思います。

(1)薬剤選択の誤り

滅多に無いです。ほとんど皆無です。でも今日、ありました。電子カルテ画面上での「クリックずれ」です。

自分が目で見ている行と、実際にクリックする行が、なぜ違う。自分の脳と反射神経が心配になります。

(2)用法用量の誤り

子どもの薬はしばしば、体重あたりの用量での処方が必要ですが、体重の把握間違いが、時々あります。

あるいは、体重にかかわらず年齢でのみ用量が決まる薬もあり、うっかりミス好発ポイントです。

(3)日数の誤り

複数の処方日数の薬が混在すると間違いが起きる可能性があり、今日まさにそんな事例が発覚しました。

処方日数が患者さんの希望に合わず、追加処方が必要になりました。ご面倒をお掛けしてすみませんでした。

(4)残薬調整の誤り

几帳面な患者さんは、どの薬が何錠余っているかを毎回申告してくれますが、その調整がけっこう面倒です。

残薬分を差し引いて処方したら、引き算間違えて減らしすぎて、今度は別の残薬が発生します。すみません。

何か間違えると薬局からすぐ、「先生、ちゃいまっせ」との連絡が入ります。薬剤師さんは頼りになります。

もちろん、同じ過ちを繰り返さないように、電子カルテの画面表示や処方セットの見直しも大事ですね。

熊本空港・新ターミナル続報

熊本空港の、新旅客ターミナルのオープン2日目。今日も訪問してみました。好きですね、私も。

昨日は、落ち着かない空港だと書きましたが、逆に「適度に」落ち着ける設計にしているのかもしれません。

飲食店の配置や通路が曲線的でわかりにくく、慣れないとついつい「回遊」してしまいます。狙いでしょうね。

主要空港の中では新千歳も搭乗ゲート近くに飲食店がありますが、その店舗の密集具合では熊本の方が上です。

客席がオープンなので、搭乗口前の待合イスとほぼ連続していて、搭乗ギリギリまで飲食することができます。

昨日は、これじゃフードコートだと酷評しましたが、むしろフードコートだからこその一体感があります。

今日は、すべての店舗のすべての座席が埋まるほどの賑わいでした。もっと広くても良かったと思えるぐらい。

航空会社固有のラウンジがなくなった分、1つ大きめの共通ラウンジが出来て、これもまた賑わっていました。

こういう場所は、できればひっそりとしてた方がいいんですけどね。食べ物が何も無いのが悲しいです。

熊本空港への到着客目線で見ると、到着フロアの廊下が意外に長いくせに、動く歩道が無いのが辛いですね。

さらに、制限エリア内に乗継用通路がないのも問題。いったん出て、また保安検査を通らなければなりません。

熊本で乗り継ぐ客などいないだろうという判断かもしれませんが、少なくとも私はよく、熊本で乗り継ぎます。

いまどきの保安検査は、ジャケットを脱いでベルトも腕時計も全部外す必要があり、そこそこ厄介です。

しかし熊本空港のは最新式なので、検査の流れはとても速いですね。もたもたしないように、注意しましょう。

霧や風雨で天候調査がかかることが多いのも熊本空港の特徴。記念すべき昨日も、欠航や遅延が目立ちました。

今日の定期便にも機材繰りや乗員繰りによる遅延がありました。こればっかりはどうしようもないですね。

熊本空港・新ターミナルオープン

熊本空港の新旅客ターミナルビルが、本日オープンしました。

国内線と国際線のターミナル機能の一体化と、飲食店や土産店のエリア拡大がウリだそうです。

今朝6時15分から式典があり、空港会社の社長や蒲島知事やくまモンがテープカットなどしたそうですね。

さすがに時間帯が早すぎて私は参加できませんでしたが、それでも朝8時半には空港に駆けつけました。

9時からは「ANA Team HND Orchestra」の演奏会が開催されたようで、私はそのリハーサルを見ました。

「鬼滅の刃 じぇっと–弐–」(JA608A、通称「鬼滅ジェット」)も来ていたので、写真撮影だけしました。

ターミナルは、木質を基調とした柔らかい印象で、空間が広くて遠くまでスッキリ見渡せる感じです。

現時点で残念なことは、飲食店のほとんどが、保安検査を通った後の制限エリア内にあることでしょう。

これを「滞在型ゲートラウンジ」と言えば聞こえは良いですが、地域住民に恩恵はほとんどありません。

今回から、到着フロアが出発フロアと分離されたので、到着客がこの飲食店街を利用することもできません。

では、到着客と出発客が混在する伊丹や那覇はどうかというと、制限エリア内の飲食店が充実してませんね。

熊本空港で両者が混在できるままであれば、画期的なゲートラウンジ機能を持つことになったんですけどね。

いや、それ以前に、その飲食店街自体がチンケでした。ひとことで言うなら「フードコート」。

私のすぐそばで、某生放送番組の出演者が「めっちゃ美味し〜い」と叫んでました。美味いのかもしれません。

ですが、搭乗ゲートと飲食店との距離が近すぎて、便利かもしれないけど落ち着かない、そんな空港です。

侍ジャパン、世界一!

日本中が期待したとおり、侍ジャパンはアメリカを破り、WBCで優勝しました。

メジャーリーグから選りすぐった、実質的に世界最強のスーパースターたちを相手に、見事な勝利でした。

点を入れられたら入れ返す、すぐ入れ返す。しかも村上の特大の一発。村上は完全復調ですね。

しかもそれに終わらず、さらに追加点で倍返し。序盤から侍ジャパンのお決まりの流れになりました。

こういう試合展開だと、今日も勝つ(かも)という気にさせてくれますね。

投手陣のナイスピッチが続く中で、岡本にもホームランが飛び出します。もう、このひと最高です。

その後は、チャンスで得点できないかわりに、ピンチも切り抜け、ハラハラしながら終盤に向かいます。

ダルビッシュは1失点を許しましたが、日本のリードを守る好投でした。

いつ見ても彼の目が充血しているところに、強いプレッシャーと闘っている少し悲愴な姿さえ感じました。

でも侍ジャパンの一体感を育んだのは、ダルビッシュの功績だろうと思います。

「憧れるのをやめましょう」と、大谷が試合前の円陣で声出しをしました。

これは他のメンバーだけでなく、おそらくは自分自身をも鼓舞するための発言だったのでしょう。

実際に、憧れの的(だった)トラウト選手を、大谷自らが空振り三振に抑えるという、有言実行を見せました。

どの選手も素晴らしい活躍でしたが、終わってみるとやっぱり大谷だなぁと、改めて思うWBCでした。