福岡空港は「門限」が厳しく、熊本は緩い

羽田発福岡行きJAL331便が一昨日、福岡空港の「門限」を守れず、関空経由で羽田まで引き返した件。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2611.html" target="_blank" title="だいぶ前">だいぶ前</a>にもJAL335便が、福岡の門限を守れそうになくて離陸を諦め、ついに欠航したことがありましたね。

あのときは「オーバーブッキング」が原因の遅れだったので、JALの運営ミスが問題視されました。

しかし天候不良が原因であれば、福岡空港への事前申請によって、門限過ぎの着陸が認められています。

なので一昨日も、事前申請を認められた他の4機は、22時を過ぎても福岡空港に着陸できたようです。

当該の331便は、天候不良で遅れたうえに福岡空港上空の混雑によっての遅延も重なった、不運なケース。

そのように報じられ、空港の運営があまりにも杓子定規じゃないか、という批判も出ています。

しかし実際には、JALに責任のある貨物搭載遅延もあり、門限厳守が絶対条件と確認の上で離陸したようです。

飛行中から雲行きが怪しくなり、先に羽田を発ったJAL機を追い越したりしましたが、間に合いませんでした。

Flightradar24で確認してみると、門限直前までは、通常の航路で福岡に向かってまっすぐ飛行しています。

それが突如、21時59分に宗像沖でグルッと一周旋回して壱岐方向に向かっています。着陸、諦めたんですね。

それから糸島上空で一気に高度と速度をあげ、羽田までの燃料が足りないのでまず、関空に向かいました。

最終的に羽田に着いたのは午前2時50分といいますから、乗客の皆様には疲労困憊&大迷惑な話です。

佐賀空港とか北九州空港に降りれなかったのか、という意見も出ていますが、諸事情で無理だったのでしょう。

今回の機材がA350-900という新型の大型機で、乗客が335人も乗っていたことも一因かもしれません。

そもそも佐賀空港はJALが就航していないし、北九州空港も小型機メインでキャパの小さな空港ですから。

大阪伊丹空港も門限が厳しい(21時)ことで知られますが、近隣に24時間運用の関空があるのが強みですね。

わが熊本空港にも21時半という門限がありますが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2845.html" target="_blank" title="定期便の遅延">定期便の遅延</a>の場合は離着陸OKのようです。よかった。