高齢者が運転を誤り、パニックになって何度も何度も衝突を繰り返す事故の映像が報じられました。
「まずエンジンを切ることです」とコメンテーターらは口を揃えて言いますが、それができりゃ苦労しません。
追突したので「こりゃいかん」と後退し、後ろにぶつかれば「下がり過ぎた」と慌てて前進しただけなのです。
次の衝突を避けるために必死に運転操作を続けるものの、「止まる」ということには思い至らないのですね。
実は私も今朝、似たようなことを経験してゾッとしました。車の運転ではありませんので、ご安心を。
院長室のメインのMacを起動、ログインしたところ、あれ、Dropboxが起動してない。これじゃ仕事ができん!
原因究明よりも今は仕事が大事。とりあえずアプリを見つけて起動し、ID・パスワードを入力してログイン。
よく見ると、Evernoteも起動してないじゃん。どうなってんの。これもID・パスワードを入力してログイン。
すると、そこへ追い打ちをかけるように、Apple IDを入力せよとのアラートまで出現。これもパスワード入力。
しまった、と気付いたのはその時です。もしやウイルス感染じゃなかろうか。となると一大事じゃないですか!
DropboxもEvernoteも、あろうことかApple IDまで、全部パスワード入力してしまっては後の祭りです。
最悪の場合、すべてのアカウントを停止しなければなりません。これはとても面倒なことになりましたよ。
とりあえずまず、Wi-Fiをオフにしてウイルススキャン・・・なぬ、ウイルスソフトも起動してない!
もはやこれまで。ただちにMacを初期化して、OSを再インストールするしかないのか・・・
と、ここで気付いたのです。ログインするアカウントを間違えたことに。
通常の管理者アカウントではなく、なぜか電子カルテの予備サーバーアカウントでログインしてたんですね。
それじゃあ、電カルソフト以外は、何も立ち上がるはずがないでしょう。
そんなミスに気付かずに、何度も何度もID・パスワードを入力し続けたのは、パニクってたゆえのこと。
その場のやりくりにばかり気を取られてしまい、最初の誤りに気付くのが遅れてしまったという顛末でした。
どこかで立ち止まり、頭を冷やさなければなりません。Macを初期化しなくて良かった。