米軍によって撃墜された中国の気球には、予想通り、通信を傍受するためのアンテナがついていたようですね。
中国が主張する「偶然流されてしまった気象気球」でななく、誰もが思っていたように「偵察気球」でした。
この3年の間に日本上空に飛来した気球型飛行物体も、ニュース映像で見たら米国のやつとそっくりです。
防衛省はいまになって、「(これら3つは)中国が飛行させたと強く推定される」と言い始めています。
まったく、こんな「後出し」ばかり言ってると、かえって日本の弱腰が際立つばかりです。
日本政府は中国政府に対して「偵察用気球などによる領空侵犯は断じて受け入れられない」と申し入れたとか。
「受け入れられない」とか「許しがたい」と言っても、結局何もできないのが日本なのです。
「和を以て貴しとなす」の日本は、基本怒らない、怒っても相手にひどいことしない・できない国ですから。
しかしその日本政府もようやく、領空侵犯した気球などを撃墜できるようになりました。今日からです。
国民の生命・財産の保護や航空機の安全確保のため、というのがその理由。当然のことです。
でも、なかなか勇ましい話ですけど、いざというときに本当に機能するのかどうか。少し心配です。
さらに、気球なら攻撃しても、他国が日本の島に上陸したような場合はどうでしょう。実力で排除できるのか。
私はけっして戦争は望みませんが、黙って侵略されっぱなしというのも、国としてどうかと思うのです。