インフルエンザは注意報レベルでコロナと同程度

発熱外来受診者は一頃よりもずいぶん減ってきましたが、インフルエンザが増えましたね。

熊本市の定点あたりインフル報告数は、今年第2週(1/9〜15)に10を超え、注意報レベルに達しています。

ただし、第2週の11.96に対して、第3週は11.52なので、爆発的大流行に向かっている雰囲気ではありません。

本日の発熱外来受診者21人のうち、コロナ陽性者6人、インフル陽性は5人。インフルはすべてA型でした。

インフルエンザの方は全員38度以上の発熱を認めましたが、コロナの6人のうち2人は微熱でした。

あらためて先月中旬のインフル陽性者34人を調べてみると、熱の最高値が38度未満はわずかに3人(8.8%)。

一方で同じ時期のコロナ陽性者110人では、26人(23.6%)が微熱でした。

コロナには軽症者や無症状者も多いですが、インフルエンザではほとんどの方が高熱でグッタリです。

その点だけを見れば、コロナはすでに、季節性インフルエンザよりも症状の軽い感染症なのかもしれません。

近隣の小学校では、学級閉鎖も出ています。

しかし当事者に尋ねると、コロナかインフルか、どちらが原因の学級閉鎖かわからないと言います。

休んでいる児童の数は多いけど、その病名が正確に把握できていないのでしょう。

コロナと思ったらインフル、あるいはその逆の方が、今日もいました。

家庭や職場で出ている感染症とは違う方が陽性に出るようだと、今後の混合感染が心配になります。

少なくともしばらくの間は、コロナとインフルはなるべく同時検査すべきでしょう。