「NEAR法」導入1週間

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4118.html" target="_blank" title="NEAR法">NEAR法</a>による新型コロナウイルス検査装置を導入して1週間。その検査総数がちょうど100件となりました。

この間は、PCR検査も抗原定性検査も行っていません。コロナの検査はすべてNEAR法で行いました。

感度がPCR検査並で手軽さが抗原検査並となれば、他の検査法を選択する理由がありません。NEAR一択です。

100件のうち、3歳以下は16人。唾液によるPCR検査が難しく、これまでは抗原検査を行ってきた年齢層です。

陽性者は41人(41%)。このうち3人は、来院前の自宅での抗原検査が陰性だった方でした。

0歳から90歳と年齢は幅広いですが、60歳以上はわずか10人。ただしその陽性率は80%でした。

外部委託でPCR検査を行っていた先週水曜までは、その結果判明まで数時間〜十数時間以上を要していました。

患者さんにしてみれば、検査の翌日の午後〜夜まで、外出もできず悶々として過ごさなければなりません。

私は私で、患者さん全員に結果を連絡し、さらに一部の方には電話がつながらず、かなり苦労しました。

いまは診療中に検査結果がすべて出るので、電話連絡も不要、治療薬もすぐに処方できるようになりました。

さらに「検査結果報告書」という、きちんとした雰囲気の書類を作って、患者さんにお渡ししています。

必要なケースではHER-SYS入力をして、日次報告まですべて、その日のうちに済ませることができます。

翌日に電話連絡などの仕事を持ち越さないこと。「持続可能な」発熱外来のためには大事なことですよね。

この1週間でそれを身にしみて感じました。もう外部委託のPCR検査には戻れないかもしれません。