高橋幸宏さんが亡くなりました。脳腫瘍で闘病後の誤嚥性肺炎だったようです。まだ70歳でした。
「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」の黄金期は、私の学生時代とそのまま重なります。
大学に入学した1979年の春は、すでにYMOの大ブームが巻き起こっていました。
YMOのコンサートを、運良くホールの最前列の中央で見ることができた話は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-245.html" target="_blank" title="以前">以前</a>にも書きました。
演奏中に高橋氏の手からすっぽ抜けて飛んできたドラムスティックを、私は奇跡的にゲットしたのでした。
YMOも好きですが、私は渡辺香津美の『KYLYN』などで聴く彼のドラムが、いちばん彼っぽくて好きです。
同じアルバムで、村上(ポンタ)秀一と高橋ユキヒロのドラムスを聞き比べると、まったく別物なんですね。
村上氏のドラムは、適度にジャズ的で、うねりがあって、しかも上手い。ノリやすい。
一方で高橋氏のは、なんでしょう、やたらパンパン乾いていて、歯切れ良く硬質です。「テクノ」なんですね。
いまMacにヘッドホンを繋いで、高橋氏の代表作『RYDEEN』を皮切りにYMOの曲を次々に聴いています。
もしかすると、YMOをヘッドホンで大音響で聴いたのは数十年ぶりかも。この歳の耳には堪えますね。
そうこうするうちに、いま『増殖』にたどり着いて爆笑中。なんて言うか、良いモノもある、悪いモノもある。
そんなYMOの「レコード」を学生時代には5(万)枚ぐらい持っていたわけですよ。いまどこにあるのやら。