初日の出。皆様は見ることができたでしょうか。わが家から見た朝日は残念ながら、雲に覆われていました。
阿蘇・大観峰からは、美しいご来光を拝むことができたようで、さぞかし荘厳な気持ちになったことでしょう。
航空会社各社は、毎年「初日の出フライト」を企画しています。
絶対に雲に邪魔されないので、いつも人気のようです。見た人の「報告」を今年もネットで読みました。
ANAの場合、羽田・成田・関空の3空港からそれぞれ1便が、富士山周囲を遊覧飛行しました。
羽田発着便は、朝5時半に離陸して富士山の南側を半円状に飛び、長野県南部上空の「観賞ポイント」到達。
機内の左右両方の乗客が窓から鑑賞できるように、そのポイントではぐるっと小さく旋回飛行したようです。
きっとその位置からは、富士山から登る神々しい日の出を、南アルプス超えに観賞できたことでしょう。
でもこういう遊覧飛行って、窓側か、せめて窓から2つ目の席でないと、ぜんぜんつまらないですよね。
当然ですが座席によって料金は大きく異なり、2万6千円〜8万2千円。
ボーイング787-8の3-3-3の横並び9席の、真ん中の3席が最安席なんですが、かなり微妙な鑑賞でしょうね。
いずれにしても贅沢な催しです。そして日本人は、初日の出を見るならどうしても富士山なんですね。
ところで、日頃から飛行機を予約するときって、富士山が見える側の席を選びたいですね、少なくとも私は。
なので羽田に向かうときは左側です。伊豆半島の先っぽ上空を飛ぶので、富士の全景を遠くから眺められます。
難しいのは羽田からの復路便。たいていは富士山のわずかに北側を飛ぶので、左側席だと間近に拝めます。
たまに、富士山のほぼ真上を飛ぶことがあって、眼下に巨大な火口を見ることができるので感動的です。
でも富士山の真上の、しかもわずかに南側を飛ぶことがなぜか多くて、この場合には右側席が正解なんですね。