「はい、年末です。事件ですか、事故ですか」
そんな感じでやっております。年末年始の連休に入り、戸惑いながら1日ずつ消化しているところです。
「緊急事態宣言」下に息を潜めていた2年前とは真逆の、「ウィズコロナ」への茨の道に苦しむ1年でした。
欧米のように割り切る勇気は無く、中国のようなコトもできない、日本流の「中庸」はしかし悪くないのかも。
新規感染者数の棒グラフは、そろそろピークを迎えそうな勢いに見えますが、そんなのアテにはなりません。
以前と比べて、感染者の把握が圧倒的に不十分・不正確だからです。
まず、検査キットで自己検査した感染者の実数が、どれほど報告されているのか疑問です。
濃厚接触者が高熱などを発症した場合、もはや検査すらしないかもしれません。これも報告数には入りません。
でもそれで良いと思います。
親が感染した後に幼い子どもが発熱したとき、いちいち検査して確認する意味があるとは思えません。
幼いお子さんの場合、親との密着が続くので一蓮托生です。どっちみち、いつか感染すると考えましょう。
いや、インフルエンザや他の疾患の鑑別のためには、やはり検査が必要じゃないかと、厳密に言えばそうです。
ですが私は、状況証拠がコロナを示している方には、わざわざ検査のための受診を求めたりはしません。
そのように私自身が敢えて検査しないケースが増えているので、国への報告数なんてアテにはならないのです。