「5類化」を前にして補助金を駆け込み申請

「R4年度新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業費補助金」の交付が、なんとか認められそうです。

あらかじめ「事前相談」の書類を提出していたところ、ようやく、本申請の書類提出を求める連絡が来ました。

補助金による導入を考えているのは、「HEPAフィルター付空気清浄機」と「等温遺伝子増幅装置」です。

前者は、「陰圧隔離室」を前提として使用する物で、コロナ禍後にも役立つ重要な院内装備となる予定です。

後者は、「NEAR法」による検査装置で、PCR検査並の感度がありながら13分で結果が出る優れモノです。

新型コロナが「5類」になったとしても、それぞれの装置は今後長期的に有用であろうと考えています。

補助金交付の条件として、当院の隔離診察室の「陰圧化」が求められたため、その工事が必要となりました。

たしかに、窓全開だけでは換気には限界があります。風雨が強い日には窓が開けにくいこともありました。

風向きによっては、窓から入口ドアの方向に空気が流れることもあり、隔離室としては問題を感じていました。

今回の工事と清浄機設置は、これまでの懸案を解決する良い機会だと思っています。

検査装置の方は、ランニングコストが高いのがネック。いま外部委託しているPCR検査代よりも高額なのです。

現行の診療報酬であればなんとかなりますが、今後それが「改悪」されたら、厳しいことになってしまいます。

しかし、すぐに結果が出ることは患者さんへのメリットだけではなく、私の仕事も効率的になるということ。

「5類化」によって感染者数や検査体制がどうなるか未知数ですが、いまやるべきことをやるのみでしょう。