「AppleがTSMCの新工場の最大の顧客になる」と、AppleのクックCEOが今朝のイベントで発言しました。
残念ながらこれは熊本工場ではなく、米アリゾナ州に建設中の半導体工場の話でした。
記事には、「TSMCは日本の熊本県やアメリカのアリゾナ州で半導体工場の建設を進めています」とあります。
もしや熊本は「日本のアリゾナ」じゃあるまいか、と思ってしまいますが、なんかちょっと響きがイヤ。
アリゾナ州は、カリフォルニア州に隣接し、グランドキャニオンがあり、ハイテク産業の拠点らしいぞなもし。
同様に熊本県も、福岡県に隣接し、阿蘇があり、ハイテク産業の拠点。やはり、日本のアリゾナなのか?
アリゾナの新工場では、3nmプロセスの半導体を量産する計画だといいます。
当初5nmだったものを4nmのラインに切り替えたと最近報じられたばかりというのに、もう3nmですか。
さらに、2025年までには2nmの量産も始めるべく、開発を進めているとか。
世界の最先端半導体チップの製造は、台湾TSMC、米国Intel、韓国Samsungの3社がほぼ支配しています。
かつて「電子立国」と呼ばれていた日本は、再び地位を挽回すべく、2nmより先の開発を進めているようです。
アポロ11号に搭載されていたトランジスタ数は全部で数万個。MacBookには160億個。有名な比較話です。
そのレベルをさらに超えて、シリコン原子の大きさに迫る極微半導体回路の開発には、驚嘆するぞなもし。