久々に、当院の迅速検査でインフルエンザと診断するケースが出ました。約2年10カ月ぶりです。A型でした。
今年(こそ)はインフルエンザが流行するだろうと予測して、当院の発熱外来でもずっと警戒してきました。
コロナの抗原検査をする場合は、コロナの濃厚接触者でもない限り、インフルの同時検査を勧めています。
あるいは、コロナのPCR検査とインフルの抗原検査を同時に行う場合もあります。
コロナ陰性ならインフルと診断せよと厚労省が言うぐらいですから、同時検査のハードルは低いのです。
しかもコロナとインフルの同時検査は同じ綿棒で実施出来るので、患者さんの負担も軽くて重宝しています。
熊本市の、定点あたりのインフルエンザ報告数は、10月までは0でしたが、11月はジワジワ増えています。
問題は、今日のようなインフルエンザの方が、コロナの発熱外来の中に紛れ込んでくるということです。
未明から発熱と咽頭痛があり、今朝から嘔吐を伴い39度台の熱。コロナと区別がつかないじゃないですか。
多くの園でクラスターが発生しています。コロナが20人出ているという園もあるようです。
インフルの同時流行が起きたらとても厄介です。インフルエンザワクチンの接種が推奨されるべきでしょう。
さらに言うなら、あまり人気は無いですが、小児への新型コロナワクチンの接種も検討すべきかもしれません。
そんなわけで、乳幼児へのコロナワクチンも希望があれば接種すべく、予約受付を開始したところです。