「9価HPVワクチン」の定期接種は4月から

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-4018.html" target="_blank" title="9価HPVワクチン">9価HPVワクチン</a>」の定期接種は、来年4月からの開始が決定しました。

そうなると、より効果的なワクチンの導入を待つ「接種控え」が問題となるので、厚労省はこう言ってます。

「どのワクチンでも予防効果があるので、なるべく早い時期に打てるワクチンを打つことを検討してほしい」

それはその通りだと思いますが、新ワクチンが出たときはいつも、同じジレンマに陥ります。

新ワクチンにメリットがあるからこそ切り替えるわけで、効果を考えたら明らかに新ワクチンに利があります。

新ワクチンの導入を待つことのデメリットがあるとすれば、「待っている間に感染するリスク」に尽きます。

これは新型コロナワクチンでも同じ。オミクロン株対応を待つべきか、BA.5対応を待つべきか、悩みますね。

ただし、ことHPVの場合は「待っている間に感染するリスク」は微妙。コロナとはだいぶ事情が異なります。

私はむしろ、定期接種対象学年の方なら、新ワクチンを待っても良いと思います。実際にそう説明しています。

その意味で、なるはやで打つべきなのは、より高年齢のキャッチアップ接種対象の方々かもしれません。